格安スマホや格安simの普及によって最近「simロック解除」という言葉をよく耳にすることはないでしょうか?
このサイトでも格安simを紹介する時には必ずと言っていいほどsimロック解除という言葉が出てきます。
今回は、simロック解除についてのメリットや方法など何処よりもわかりやすく解説したいと思います。
もくじ
そもそもsimロック解除とは何のことなのか
simロック解除を説明する前に、simについて簡単に説明します。
simとは「Subscriber Identity Module」の略で電話番号やアドレス、識別番号などが割り当てられた情報が詰まっているカードのことです。このsimがあるからこそ、誰がどこでどのくらいの電話やデータ通信をしているのか特定することができます。
そしてsimロックとは、回線と端末をロックすることを指します。簡単に言うと、ドコモで契約したスマホは、他社のsimを入れても使えないようにします!という仕組みをsimロックと言います。
端末は、ユーザーが購入しているのに他の回線を使えなくするの卑怯だ!という声も沢山ありましたが、実はこの仕組みあるからこそ端末代を0円にしたり、新機種の割引をしてもキャリアは利益を得ることができてユーザーは安く端末を購入することができたわけです。
双方にメリットがあるとはいえ、端末を購入しているわけですから回線を選べないのはユーザーにとって優しくない!ということになり、利用してから半年以上経った端末に関してはどこの回線でも利用できるようにsimロックの解除を国が義務化しました。
つまりsimロック解除とは、ドコモやau、ソフトバンクで購入して一定期間過ぎた端末をそのまま持って他社に乗り換えられるようにする手続きだと思ってください。
simロック解除をするとどんな良いことがあるのか
大きなメリットは、他の回線を利用することで毎月の料金を安くすることができます。
simロック解除したスマホやsimフリーのスマホなら大手キャリア以外にも「格安sim」と言われる料金体系が安い回線を利用できます。また、格安simを提供している会社は、50社以上あり各社さまざまな料金プランやサービスがあるのも特徴です。
大手キャリアから格安simに乗り換えることで毎月の基本料金が平均3,000円~4,000円程度安く利用できると言われています。格安simの中には基本料金1,000円以下で利用できるものもあり、スマホの利用頻度がそこまで高くない方にとってはかなりお得です。
格安simはドコモなどの大手キャリアの通信網を借りているため、月々の通信量が安い上、広いエリアで使えるというメリットがあり人気です。
もちろん安いからには理由があります。
- 実店舗が少ない
- サポートが簡略的
- 回線速度が遅い
- キャリアのアドレスが使えない
- クレジットカード払いしか対応していない
その他にも細かいことをあげればきりがないですが、上記のようなことが料金が安い主な理由です。
実店舗でスタッフさんと相談しながらプランを決めたい方や機種の使い方など不安な方にはあまり向いていません。また、高速回線をアピールにしている格安simもありますが、大手キャリアと比べると割り当てられている回線が違うため遅くなります。
支払い方法がクレジットカード払いしか対応していないところが多く、カードを持っていない方や作れない方にはちょっと不便ですね。このようなデメリットもありますが、大手キャリアに比べてかなり安くスマホを利用できることから最近では格安simへ乗り換えをしている方が増えています。
旅行や仕事で海外に行く方はsimロック解除されたスマホが便利
simロック解除を行うとそのスマホはsimフリーとして活用できるため海外のsimを差し込むとその国の回線が利用できるようになります。
これまで海外でスマホを利用するには、レンタルwifiなどを借りて電波を受信する必要がありました。しかも国によって利用できるレンタルwifiも異なるので複数の国に行く場合や長期間行く場合はレンタル料がかなり割高になります。
短期間のレンタルでも国によって金額は異なりますが、1日1,000円以上かかるところもあります。
現地でプリペイド式のsimカードを購入すれば費用も抑えることができますし、インスタやツイッターなどのSNSに投稿もできてメールやチャットアプリを使って家族、友人に連絡することもできます。
プリペイドカードは空港や観光案内所、携帯ショップなどで販売されていますが、おすすめなのは空港です。その場でsimを入れ替えてくれますし、その国の言語が話せなくても片言の英語などで通じるので海外旅行初心者に向いています。
ちなみにキャリアを解約しなくてもsimiロックの解除は行えるので海外旅行など決まっている場合は行なっておきましょう。
セルラーモデルのタブレットも他のキャリアにするときsimロック解除が必要です
タブレット端末には、wifiの電波だけを拾うタイプとキャリアの電波を利用できるセルラーモデルの2種類があります。
セルラーモデルには、simカードがありロックがかかっている状態です。また、スマホとは違いsimロック解除ができる条件などもキャリアによって異なることも多く、端末によっては解除できないものもあります。
iPadの場合は、2015年5月頃からApple製品に関してはsimロックの解除ができるようになりましたが、それ以前の端末になると出来ないこともあるので注意しましょう。
どこでsimロック解除を行うの?
大手キャリアのドコモ、au、ソフトバンクで購入した端末のsimロック解除手続きは、購入したキャリアでしか対応していません。
simロックの手続きは、各キャリアのサポートを経由してネットから行う方法やサポートから電話で行う方法、店舗に行き手続きする方法の3種類があります。
キャリアのサポートからネットで自らsimロックを解除する場合手続き費用はかかりませんが、電話や店舗で手続きする場合手数料として3,000円程かかります。ただ、自分でsimロックを解除する方法は、スマホなどの知識が豊富な方じゃないとおすすめできないです。
手数料がかかっても電話や店舗でsimロックを解除した方が手間もなく簡単です。それと端末を先に解約してしまうとネットや電話からでは、手続きを行うことができないため店舗でsimロックを解除しなければなりません。
また各社simロック解除ができる端末や条件も多少異なるので確認しておきましょう。
端末を解約しなくてもsimロックの解除はできます。なので番号を使い分けたい時や格安simでデータ通信を行いたい時は、既存のキャリアを解約しなくても利用が可能です。
simロック解除=解約だと思われている方も多いですが、まったくの別ものなので解除してもこれまで通り既存のキャリアで利用することができます。
またsimロックを解除しても、スマホに保存しているデータが消えることはなく、おさいふケータイなどもそのまま利用できます。ただ、simロック解除と同時にキャリアを解約してしまうと一部のアプリが利用出来なくなったりするので注意しましょう。
スマホを安く利用したい、海外でも利用したい時などsimロックを解除しておくととても便利です。またsimロックの解除方法も難しいことではないのでこれを機に行なってみてはいかがでしょうか。
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