「格安simって何?」「本当に料金が安くなるの?」「安かろう悪かろうでしょ」
など、格安simっていう言葉は聞いたことあるけど、実際はどんなサービスでどのような内容なのかわからない!そんな方のためにこの記事では、格安simの基礎知識とメリット・デメリットなどを紹介します。
もくじ
携帯やスマホの月々の料金が安くなる格安simとは
格安simとは、大手キャリアのドコモau、ソフトバンクから回線を借りて低価格で提供するサービスのことを指します。
月々の基本使用料が大手にキャリアに比べて安くなるので学生や若い世代の層に人気があり、格安simへ乗り換える方も年々増加傾向にあります。
そもそもsimって何?
simとは、携帯やスマホ、タブレットの中に入っているsimカードのことを指します。このsimカードは、通話やデータ通信するために必要なもので個人の情報が入った身分証なようなものです。
大きさもminiSIM、microSIM、nanoSIMと3種類あり利用する機種によって挿入するsimが異なります。格安simを利用するときは使う機種がどのsimなのか確認して契約しましょう。
電話もインターネットも問題なくできるの?
格安simだからといって品質が悪いわけではありません。大手のキャリア回線を使用しているので通話もインターネットも問題なくできます。
ただ通信速度が弱いsimもあるのでインターネットの利用頻度に応じて速度を選ぶようにしましょう。
格安simでどのくらい安くなるの?
格安simといっても提供している業者が多くプランによっても異なりますが、一番安いプランだと1,000円以下から利用できます。
また通話やインターネットを行う方でも大手にキャリアと比べると半分以下の料金に抑えられます。
simを変えると番号はどうなるの?
simを入れ替えると番号は変わりますが、これまで使っていた番号をそのまま使う事もできます。
どうやって使うの?
使い方は簡単です。今お使いのスマホにsimカードを差し込むだけです。ただ、格安simを利用する場合は、simフリーのスマホを使うか、今お使いのスマホをsimロックを解除する必要があります。
大手の携帯キャリアと格安simの違いとは
一番の違いは料金面です。ドコモやau、ソフトバンクなどの大手キャリアもお得なプランやキャンペーンなど行っていますが、格安simと比べてしまうとその差は歴然です。
通信エリアも大手キャリアの回線を間借りしているのでほぼ変わりませんし、今お使いの携帯やスマホの番号をそのまま継続して使えるのも人気の理由です。
ただ、大手のキャリアと比べるとサポート面や通信速度などの面においては劣ります。
格安simのメリット・デメリットとは
格安simを使う上でのメリットとデメリットについて紹介します。
主なメリット
- 料金が安い
- プランが豊富
- 通信エリアがかわらない
- 今の番号をそのまま使える
- 2年縛りがない
格安simを使うメリットはなんといっても月々の料金が安くなることです。大手キャリアの一般的な料金と比べると格安simは、3分の1~2分の1程度になりプランも豊富なので自分にあったものを使うとさらに安くなる可能性もあります。
通信エリアに不安を抱えている方もいますが、格安simは大手キャリアの回線を間借りしているので今まで使っていた携帯やスマホと同じようにしようできます。MNPに対応しているので今使っている番号をそのまま利用できるのも嬉しいですね。
今使っている番号をそのまま使う場合は、MNP転出手数料がかかりますが2,000円~3,000円なので格安simを1ヶ月利用すれば元が取れるほどです。
大手のキャリアは、基本2年しばりがあり、2年目以降は自動更新になります。格安simは、ほとんどが縛りがなく辞めたいときにいつでも解約ができます。ただ、一部の格安simでは縛りがあるところがあります。
デメリットもあります
- 店舗が少ない
- 回線速度が遅い
- 支払いがクレジットカードのみ
- 大手キャリアのアドレスが使えない
- 設定など自分で行う必要がある
大手キャリアに比べて店舗数が圧倒的に少ないです。基本的にWEBから申し込みを行いますし、設定についても自分で行う必要があります。とはいえ、格安simの設定は簡単ですし各社WEB上で丁寧に解説しているので機械音痴な方でも問題ありません。
メールや電話などのサポートは充実しているので何かトラブルがあってもそこまで困ることはないです。
格安simは大手キャリアの回線を使っているのでエリアは広いですが、品質や速度についてはやや劣ります。メールやライン、インスタ位しか使わない!という方なら問題ありませんが、youtubeなど動画も観たい!という方は回線速度の速い格安simを選ぶようにしましょう。
大手キャリアのような@docomo.ne.jpや@softbank.jpのようなアドレスは取得できません。ただ、番号だけでメールができるSMSに対応しているsimもありますし、最近ではラインを使う方が増えているのでアドレスはそこまで重要な要素ではないですね。
どうしてもアドレスが必要でしたらGmailやYahooメールのアプリで代用ができます。それと支払い方法についてですが、基本的にはクレジットカード決済になります。なのでクレジットカードをお持ちではない方はこの機会に検討してみてはどうでしょうか。カードによっては毎月の支払いをするだけでポイントやマイルが溜まるのでお得です。
失敗しない格安simの選び方
スマホや携帯に差し込むsimカードにも種類があり、格安simを提供している事業も多いのでどこが自分に合っているのか迷ってしまう事があります。
そうならないようにここでは自分に合う格安simの選び方についてお話しします。
まずsimの種類を調べる
simには大きくわけて2種類あります。携帯やスマホで通話、インターネットを利用するなら「音声通話用」simでタブレットなどのインターネットを目的とした「データ専用」simです。
これまでの携帯やスマホを安く利用したいのであれば「音声通話」simにしましょう。モバイルwifiのように利用しないのであれば「データ専用」simが最適です。
各社の通話条件を把握する
格安simでは、5分以内や10分以内の通話なら何度かけても無料のプランもあったり、月に60分~180分の無料通話があるプランなどあってさまざまです。
大手のキャリアと比べてもプランが色々あるので自分に適したものを探しましょう。
番号を変更したくない方はMNP対応のsimにする
今まで使っている番号を格安simにしても使うことができます。MNP対応の格安simでは、手数料の2,000円~3,000円と支払うだけでこれまで使っていた番号をそのまま使用できます。
SMSに対応しているところを選ぶ
大手キャリアでは普通に使えていたSMSも格安simでは対応していないところもあります。ラインなどの通信アプリの利用者が多いためSMSを利用する方の割合は減りましたが、それでもあると便利な機能です。
音声通話simには付いていますが、データ専用simの場合は付いていないことも多いです。
ネット利用が多いなら通信速度の速いものを選ぶ
通話やメールだけであれば、通信速度はそこまで必要ではありませんが、インターネットや動画、アプリなどを頻繁に利用するのであれば通信速度が速いsimを選ぶようにしましょう。
格安simは、大手キャリアに比べて通信速度が遅いのがデメリットでしたが、最近では、LTE回線を利用できるsimや通信速度が大幅に改善されたsimもあり、インターネットも不自由なく利用できるようになっています。
毎月どのくらいのデータ通信量を行っているか確認する
今まで使っているスマホや携帯のデータ通信量を確認した上で格安simのプランを選ぶようにしましょう。あまり使わない方なら1,000円程度から利用できますし、データ通信量が多い方は20GBなどの大容量プランがおすすめです。
データ通信量20GBのプランを大手キャリアで利用すると毎月8,000円~12,000円ほどかかりますが、格安simであれば基本料金4,000円台で同じ容量のプランが適用されます。
まとめ キャリアにこだわりがないなら格安simに変更するべき
「絶対スマホは、ドコモが良い!」などキャリアのこだわりがない方は、毎月の料金が安くなる格安simを利用するべきです。毎月のスマホ代が半額になればその分お金を節約できます。毎月数千円ですが年間にすると数万円お得になります。
ただ、今お使いのスマホや携帯には2年の縛りがあり更新月以外は解約料がかかります。更新月を過ぎて間もないであればすぐに格安simに乗り換えるべきですが、3ヶ月以内に更新月があればそこまで待って乗り換えるほうがお得になるかもしれません。
格安simとはいえ、安易にプランや業者を選ぶとお使いのスマホよりも使用料金が高くなってしまうこともあります。無料通話分以外の電話料金や、データ量の追加料金など把握しておかないと後でとんでもない請求がくるケースがあります。
格安simを選ぶ際は、契約内容や料金、オプションなどをしっかり確認してから使うようにしましょう。
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