スマホで5G通信ができるようになったら何が変わるの?
あなたの頭に今浮かんでいるのは、そんな疑問ではありませんか?
2018年現在、スマホ通信の主流は4Gで、それでもひと昔前の3G回線と比べればサクサク高速でインターネットにつながります。
しかし、すでに次の通信規格の「5G」がすぐそこまで迫ってきています。(2020年提供開始予定)
そこで、今回は5G通信が使えるようになるとどんな事ができて、今も4Gと比べてどのくらいすごいのか、何が違うのかという事を分かりやすくまとめておきます。
ドコモ、au、Softbankももちろん提供準備を開始している、次世代通信規格の5G。
現段階で分かっていることを詳しく網羅していきますので、一足早くその全貌をチェックしてみてください。
この記事を読み終わったころには、5G通信の導入が待ち遠しくなっているはずですよ!
もくじ
5G通信とは?まずは基本情報をチェック
まずは基本中の基本の「5Gって何なの?」というところから。
ひとことで言えば、5Gは「第5世代の通信規格」のことを指します。
※正確には「Fifth Generation、第5世代移動通信システム」と言います。
5G世代では、数10Gbps通信を想定したミリ波、数Gpbs通信を想定した6GHz以下の周波数帯(Sub-6GHz)、そして現在利用されているギガビットLTEの3種類のネットワークを組み合わせ、さまざまな用途での無線通信需要をカバーすることが想定されている。
出典:ITmedia
上記のように詳しく説明されると非常に難しい話のようで頭が痛くなりそうですが、簡単に言うと「進化した次世代の通信規格」ということ。
特徴としては
- 大容量の通信ができる
- 一度に多くの接続ができる
- とにかく通信速度が速い
- 場所や時間による混雑が起こりにくい
これらの内容が挙げられます。
具体的には、速度面や接続数の面で以下のように進化します。
- 通信速度は1Gbps→20Gbps(20倍)に
- 通信の遅延は10ms→1ms(10分の1)に
- 接続するデバイス数は1平方キロメートルあたり10万→100万(10倍)に
出典:au公式サイト
速度も一度に接続できる人数も10倍。これってとんでもない数字です。
都心部や、音楽イベントなどで混雑している場所に行った際、今まではスマホの通信が遅い・・・なんて感じていたものが、一気に緩和されて快適になることが予想されます。
速度に関しては、あくまで「理論値」なのでMAXで出るわけではないでしょうけど、今の4Gの10倍なのでサクサク感が増すことは間違いないです。
ガラケー時代に、1Gや2Gなんて表現をしていた記憶がないのですが・・・携帯の電波の歩みはこんな風になってます。
3Gで一気に馴染み深くなって、4Gは割と最近出てきた規格くらいに感じていたのに。もう時代は5Gに向かって動き出してます。
実は、2012年から開始されているLTEやWiMAXの規格は4Gに凄く近い3.9Gという規格です。(「正確に言えば」ですが)
2017年に各キャリアが複数の電波を同時に利用することで高速通信を実現した「キャリアアグリゲーション」というサービスを開始しましたが、これが正真正銘の4G通信ということになります。
※docomoのPREMIUM 4G、auの4CC CA、SoftbankのHybrid 4G LTE、WiMAX2+などが上記のキャリアアグリゲーションにあたります。
古いスマホを使っていると、キャリアアグリゲーションの通信に対応していないこともあります。(WiMAX2+経由の接続は可能です)
4Gの登場とスマホの普及で私たちの生活は一気に便利さを増しましたよね。
屋外でもインターネットに接続するのが当たり前になって、モバイルのデータ通信でも買い物や動画視聴をスムーズに行えるようになりました。
5Gの登場は、そんな4Gが登場したときよりも衝撃的なものになると言われているので、私たちの生活がより便利で豊かになると思うと本当に待ち遠しいです。
では、実際に5G通信が使えるようになったらどんな事ができるのか解説していきます。
5G通信と4G通信の主な違い4つ
先に紹介した通り、4Gと5Gの主な違いは「大容量、高速、多接続、低遅延」この4つです。
今後は動画が4Kから8Kになったり、インターネットコンテンツの大容量化が予想されますから、衛生放送や光回線だけではその全てを補うのに限界があると言われています。
そこで、大容量のデータ通信を高速で行える5Gに注目が集まっているというわけです。
さらに、スマートスピーカーをはじめ、家電もインターネットに接続される時代です。(IoT化)
今後は身の回りのありとあらゆるものがインターネットでつながるようになると言われているので、そういった面でも5Gの登場は今後の私たちの生活の中で重要な意味を持ちます。
↓IoTについて詳しくはこちらの記事をどうぞ。
医療、交通、災害対応など、いざという時に遅延せずに世界中と繋がることのできるネットワークがあれば安心できますよね?
4Gはゲームをしたり、YouTubeをスムーズにみれたりと、生活を便利にしてくれた通信技術ですが、5Gはそれをさらに何段階も高度にレベルアップさせるための通信技術と言えます。
スマホで5G通信を使えるようになるとできること
ゲームアプリがラグらずにネットに繋がればいい
外でYouTubeがサクサクみれたら問題ない
こんな風に思う人も少なくないと思いますが、これなら4Gでも十分です。
上で紹介した「キャリアアグリゲーション」を導入した4G通信であれば、最大で700Mbps以上の速度が出ますから(光回線は1000Mbps)ゲームや動画を楽しむ上で困ることはありません。
だったら5Gにすると何がすごいの?と気になりますよね。
今の時点で現実になるであろう内容をまとめてみます。
混雑した場所で大容量コンテンツをダウンロードしても遅延しない
人が密集している場所でスマホを使おうとしたら、うまくネットに繋がらない・・・画面上の電波の表示はしっかりされているのにどうしてだろう?こんな風に感じた経験はありませんか?
特に都心部や観光地、野外フェスなどでは狭い地域に人が密集するので、このような現象が起こりやすいです。
これは、4Gの規格で1平方キロメートルの中で10万台の端末が接続できますよ!という風にルールが決まっているからです。
この決まりが、5Gになると同じ1平方キロメートルの中で100万台まで接続できるようになります。
なので、今まで混雑が気になっていた東京・新宿の駅前だったとしても、サクサクと4K動画をストリーミング再生できるようになるイメージです。
野外イベントや大規模なお祭りに参加している時に、遅延のストレスを感じずインターネット接続できるのは大きいですね。
8Kの高画質動画もサクサク視聴可能
現行の高画質動画「4K」を視聴するには、大体20Mbps程度の通信速度が必要と言われています。
8K動画になれば、単純に容量は2倍になるので40Mbpsの安定的な速度が必要です。
現状の4Gでも4K動画の視聴は可能ですが、8Kになってくるとスムーズな視聴は難しいです。
5G通信であれば、最大速度が10Gbps(10000Mbps)なので、平均的に100Mpbs以上の速度が出せると予想されるため、今後の大容量化が進んだ高画質動画にも対応できます。
その内、スマホでPS4やパソコン並みのグラフィックや容量のゲームもプレイできるようになるのかも知れません。
世の中にある色々な「モノ」とインターネットでつながれる
上でも書いた「IoT」の技術で、世の中のあらゆる「モノ」がインターネットに繋がり、そこにスマホを使ってアクセスできる時代がすぐそこまできています。
もっと言えば、その内スマホをわざわざ取りださなくても、メガネや時計型のデバイスを通じてあらゆる情報が街中を歩いているだけでゲットできるようになります。
これも、5G通信のネットワークが大容量・高速化を実現させるからです。
出典:au公式サイト
たとえば、スポーツ観戦の形もこんな風に変わってきます。
手元で細かい情報を見れるっていうのが凄いです。
さらに、スポーツ選手に心拍数を計るセンサーを取り付けておき、5G通信を通じて観戦している私たちに選手の鼓動をそのままリアルタイムで伝えるなんてことも出来るようになります。
ワールドカップのPK戦を蹴ろうとしてる選手のドキドキを想像したら、うかつにビールを飲みながら観戦できませんね(笑)
また、テレイグジスタンスといういわゆる遠隔操作もできるようになります。もう完全に未来。
リアルタイムで人とロボットの動きが連動するので、医療ロボットに応用すれば、離れた場所の患者さんのオペをすることだって出来るようになるそう。
近い将来、このテレイグジスタンスを応用して料理を作るシェフだったり、乗り物の操縦をする操縦士のロボットが登場するのかも知れませんね。
高速なのに省電力でバッテリーが長持ち
5G通信を使うと、大容量のデータを高速にやり取りできるのに、なんと省電力だというから凄いです。
4G通信を使っているときよりも、電力消費あたりの通信容量が大きくなるので、より効率の良い通信ができるようになるということですね。
今やスマホとモバイルバッテリーとWi-Fiを持ち歩くのが当たり前の時代ですが、今後はそのあり方も変わってきそうです。
▶ あわせてどうぞ:ファミレスで暇つぶしをする時にそろえておきたい三種の神器
技術の進歩って凄いなーとただただ感心するしかありません。私たち消費者にとってはとてもありがたいことですよね。
この動画で5Gの体感デモンストレーションの様子が見れます。
5Gの実用化で便利になるのはスマホだけではない
5G通信はスマホだけではなく、あらゆる物を便利にする技術です。
もしかしたら、将来的にあらゆるものが発展しすぎて「スマホ自体がいらなくなるかもしれない」とも言われているくらいです。
今後、私たち消費者が想像している以上の、便利で未来的な世の中の発展のためには5Gの通信技術が非常に重要になるのは間違いなさそうです。
データ通信量はどうなる?5Gにしたときのギガ数の消費について
5Gがすごくて、世の中を便利にするという事は分かりました。
では、5Gになったときのデータ通信量ってどうなんだろう?
気になるのはこれですよね。
4Gで動画を視聴しまくっていると、すぐに通信制限になってしまいますが、5Gはどうなんでしょう?
現時点では、大手3キャリアともに「通信速度制限」については言及していません。
1日中あらゆる「モノ」と繋がって世の中を便利にしてくれる5G通信。
スマホで8Kの高画質動画を観たり、VRやARの立体映像を楽しむこともできるようになりますが、1カ月でたったの数時間使っただけで速度制限がかかるなら・・・意味ないですよね?
恐らく、今の時点では各キャリア調整中といったところだと思います。
たとえばデータ容量の上限を現在主流の5GB~10GBよりも増やして、50~100GBにするとか?
それとも、そもそもデータ通信の上限をなくして使い放題プランを主流にしたりとか。
どうなるか分かりませんけど、せっかくの次世代通信規格なんですから、私たち消費者が思いっきり満喫できるような設定にしていただきたいものです。
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5G通信は未来の規格!ますます生活が便利で豊かなものに!
5G通信が使えるようになるのは2020年。
できることはSF映画のような、未来感のあることばかりですけど、本当にすぐそこまでこの技術の実現が近付いているので、考えただけでワクワクしてきます。
3G、4Gと言えばスマホやモバイルWi-Fiルーターというイメージですが、5Gはもはやその枠を超えているように感じます。
もちろん、まだまだその中心で活躍するのはスマホでしょうけど、車の自動運転技術や医療の現場、スポーツ観戦などにも5G通信の技術が使われるようになって、今後はますます世の中が便利で豊かなものに進化していくのは間違いありません。
冒頭にも書いた「4Gが導入されたとき以上の衝撃」ということが、この記事を通じて少し現実味を帯びたのではないでしょうか?
「オッケー!グーグル!」でおなじみのスマートスピーカーをはじめ、今後のIoTの進化からも目が離せませんし、5Gが本格導入される2020年を楽しみに待ちましょう!
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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