自宅の固定電話をひかり電話にすると基本料金500円で使える

「全然使わないのに固定電話の料金が高い」と感じる方も多いのではないでしょうか。

最近ではスマホや携帯電話が普及によって利用頻度も少なくなっている固定電話ですが、FAXを利用する方や会社用の電話として利用する方、災害時や緊急用として使う方も増えていて一時期よりは加入者が増えています。

必要とはいえ固定電話のために毎月数千円の基本料金を払うのはちょっと高い気もしますよね。そんな方のために固定電話を安く利用できる方法をご紹介します。




固定電話のサービスはどんどん縮小傾向にある

以前は、携帯電話の通話料金が高く固定電話から連絡している方も多かったですが、最近ではかけ放題プランや通話アプリなどもあって固定電話よりも安く利用できることから固定電話のサービスはどんどん縮小傾向にあります。

NTTの固定電話は、個人用であれば基本料金は1,600円~1,700円、事務所用だと2,300円~2,500円ほどです。料金はそこまで高くありませんが、年単位で考えると20,000円~30,000円かかるわけですから利用頻度が少ない方にとっては大きな出費です。

NTT以外にもKDDIがメタルプラスという固定電話の提供を行っていましたが、2016年にサービスが終了しています。KDDIの他にも固定電話の回線事業はありましたが、携帯電話の普及するにつれて事業者数も年々減少していきました。

固定電話が減少するにつれて伸びてきたのがIP電話です。

IP電話とは、050から始まるインターネットプロトコル(Internet Protocol)を利用して通話を行うサービスです。今までの固定電話は音声だけでしたが、IP電話では音声のほかに動画の通信も行うことができるためテレビ電話ような通話ができます。

IP電話のメリットは、通話料が安いことです。今でこそ、かけ放題プランなどありますが、以前の携帯電話は通話料が高くちょっとでも長電話をするととんでもない金額を請求されることもしばしばありました。

また固定電話だと、距離によって電話料金が変わる仕組みでしたが、IP電話は、どこにかけても一律の金額でしかも3分8円と安く一時期は話題にもなりました。

ただ、050番号なので固定電話として使うのはちょっと恥ずかしかったり、フリーダイアルなど特殊な番号にはかけられないといったデメリットもあります。

その後に登場したのが光電話です。仕組みはIP電話と同じですが、ひかり電話は光回線を利用しているためIP電話よりも通話品質が良く、フリーダイアルなどの特殊番号にもかけられ、固定電話と同じ番号が割り当てられることから今はこちらの方が人気が有ります。

ネット回線を使っているなら固定電話をひかり電話に切り替える

自宅にインターネット回線を引いているなら固定電話はひかり電話にすることをおすすめします。

ひかり電話は、NTT東日本、西日本が提供しているフレッツ光だけでなくauひかりやNURO光、CATVなども行っているサービスなのでネット回線が使える環境であれば問題なく利用できます。

ひかり電話にすることのメリット

ひかり電話のメリットは、基本料金と通話料金が安いことです。フレッツ光などのネット回線を利用していれば月額たったの500円で電話が利用できますし、固定電話のように36,000円の施設設置負担金もかかりません。

通話料金も3分で8円とかなり割安です。基本料金を固定電話と同じ価格帯のものにすると、無料通話もついてさらに3分で7.2円とさらに安くなります。日ごろから固定電話を多く利用する方は、ひかり電話にすることで基本料金と通話料金が同時に安くなるのでお得です。

また、これまで使っていた電話番号をそのまま利用できるのも大きなメリットです。いくら電話料金が安くなると言われても番号が変わるのはいろいろと面倒ですよね。ひかり電話なら、今使っている番号のまま移行できるので手間も面倒もかかりません。

ソフトバンク光やNURO光では、ひかり電話を利用することで割引が適用されます。

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NURO光ではソフトバンクのスマホを持っていることを条件にひかり電話を契約すると割引がうけられます。

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デメリットはほぼないです

機能にほとんど差がないためデメリットと呼ばれるものはありません。強いて言うなら光回線になんらかのトラブルがあった場合や停電時に利用できなくなること位です。

IP電話だとフリーダイアルにかけられないといった事もありましたが、ひかり電話の機能は、基本的に固定電話と同じだと思って問題ありません。

ひかり電話を導入するといくら変わる?

毎月の1,500円程度かかる基本料金が500円になりますし、固定電話のように距離が遠くても通話料が変わることもありません。また携帯電話やPHSにかけるときもひかり電話であれば従来の固定電話の約半分の通話料金となります。

どのくらい利用するかによって節約できる金額は変わってきますが、固定電話からひかり電話に代えるだけで基本料金だけでも毎月1,000円は節約できます。

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ネットの固定電話サービスはどこで加入するの

ひかり電話は、現在使っているネット回線にて加入ができます。基本的にひかり電話は、名称こそ変わりますがどこも行っているサービスで金額も500円ほどです。

料金一覧

  • ひかり電話(NTT東日本、西日本)⇒500円
  • ホワイト光電話(ソフトバンク光)⇒467円
  • NURO光電話(ソニー)⇒500円
  • auひかり電話(KDDI)⇒500円

この他にも、ドコモ光やOCN光、ソネット光などもひかり電話のサービスを行っています。加入するには、契約しているプロバイダか回線を提供している会社で手続きが行えます。

手続きを行うとひかり電話に対応した機器を設置しなければなりません。機器だけ送られてきて自分で設置することもできますが、私のように機械音痴の方は設置工事が来るまで待つようにしましょう。

設置工事と言っても配線を繋げるだけなので時間はかかりませんし、回線工事とは違い壁に穴をあけたりすることもありません。工事が終わればすぐにひかり電話を利用できます。

ひかり電話は今まで使っていた電話機をそのまま利用できますが、かかってきた相手の番号が見れるナンバーディスプレイ機能などを利用する場合は専用の電話機が必要になります。

ちなみに工事から開通までの期間は、早ければ1週間、遅くても3週間程度です。

▶ あわせてどうぞ:【ネット+地デジ+電話】まとめて使うならおすすめはこの3つ

ひかり電話はネット回線を利用しないと使えません。

まだネット回線を引いていない方や引っ越し先で利用しようと考えている方はこちらの記事をどうぞ:結局おすすめはどこ?光コラボを提供している10社を徹底比較

ひかり電話は固定回線として定着しつつある

固定電話の加入者数グラフ

引用:電気通信サービスの加入契約数の状況│総務省

上の表を見ると携帯電話やスマホなどの移動電話が年々増加して、固定回線の加入者数は年々減少しています。ここで着目して欲しいのがOABJ型IP電話の利用者が年々増加傾向にあることです。

実はこのOABJ型IP電話というのがひかり電話です。最近では固定電話よりもこのひかり電話の加入者が多く、機能は、固定電話とほぼ差がなくオプションについてもこれまでと同様に使えることからひかり電話=固定電話という認識をされている方も増えてきています。

固定電話からひかり電話にした当初は「通話とかちゃんとできるのかよ」と思っていましたが、実際に使ってみるとこれまでの電話とそん色なく利用できますし、意外とメリットも多いです。

固定電話を利用するメリット

  • FAXが利用できる
  • 信頼に繋がる
  • 災害時や緊急時に繋がりやすい
  • スマホを持っていない子供が利用できる

FAXなんて今の時代なかなか使わないよ!と思うかもしれませんが、お子さんなどいると意外と出番が多いです。また、固定電話があることで信用にも繋がるため就活している学生など履歴書に固定電話の番号を記入するためだけに加入している方もいます。

その他にも災害時や緊急時に繋がりやすいといった声もあり、固定電話は今も重宝されています。だからといって必要性がないならわざわざ加入しなくても良いと思います。

現在固定電話を使っていて「もっと安く利用出来れば良いのに」と思っている方はひかり電話を検討してみてはどうでしょうか。

かんきち

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