LINE証券で気軽に1株から投資ができる!メリット・デメリットと使い方

LINE証券とは、LINE上の操作で株式や投資信託などの取引を気軽に行える新なサービスです。

2019年8月20日にAndroid版がリリースされ、先日ついにiOS版も対応になりました。まだ始まったばかりのサービスですが気になっている方も多いのではないでしょうか。

ここでは「LINE証券」のメリット・デメリットや始め方をわかりやすくご紹介します。

▼LINE証券は気になるけれど、まだスマホじゃない!という方はぜひこちらもご覧ください。

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LINE利用者ならすぐに始められるLINE証券

「LINE証券」は名前の通りLINEが提供する新たなサービスではありますが、検索しても関連記事ばかりヒットし、詳しい実態がよくわからない状態です。

まずLINE証券の会社概要も確認しておきましょう。

LINEと野村ホールディングスの業務提携

LINE証券はLINE株式会社と野村ホールディングス株式会社が業務提携し、LINE上で非対面証券投資コンサルティングサービスなどを行うことを目的に設立されました。

提携検討段階では、商号を「LINE証券設立準備会社」としていましたが、2018年6月1日から「LINE証券株式会社」へと商号を変更しています。

金融商品や手数料など気になるLINE証券の概要

LINE証券ではどのような金融商品が取り扱われているのか、手数料などはいくらかかるのか概要をご紹介します。

取引できる金融商品は100銘柄以上

LINE証券で取引できる金融商品はなんと、100銘柄以上あります。

  • 東証上場株式:100銘柄
  • 東証上場ETF:9銘柄
LINE証券が厳選した有名企業約100社を売買することができます。ちなみにですがLINEと野村證券自体は取引ができません。

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東証上場株式と東証上場ETFとは

まず”東証”は”東京証券取引所”の略称で、”上場”は証券取引所で株式が売買されることを言います。

つまり東証上場株式とは、東京証券取引所で売買される株式のことです。

東証上場ETFのETFとは”Exchange Traded Funds”の略で、訳すと「上場投資信託」となります。ETFは日経平均などの指数に連動して運用されています。

つまり東証上場ETFとは東京証券取引所で株式と同様に売買ができる投資信託のことです。

取引手数料が無料のからくり

LINE証券を利用するうえで気になる手数料ですが、基本的には無料で利用できます。

口座開設手数料 無料
口座維持費 無料
取引手数料 無料

無料で利用できるのはうれしいポイントです。利用してみようと気軽にチャレンジしたくなります。

しかし、注意すべきポイントがひとつ。実はLINE証券では買付価格や売却価格に”スプレッド”という名目で手数料が含まれています。

例えば市場価格が500円なら、購入価格が501円、売却価格が499円というようなイメージです。

手数料としては無料で利用できますが、取引価格に含まれていることは念頭に置いておきましょう。

夜間と日中の取引可能時間

LINE証券で取引ができる時間は夜間、日中それぞれ限られています。また、営業日は年末12月31~年始1月3日以外の平日です。
日中取引のできる時間 9:00~11:20
11:30~12:20
12:30~14:50
夜間取引のできる時間 17:00~21:00
ETFは夜間取引ができない

夜間帯に取引ができるのは株式のみで、ETFは取引ができません。

魅力的なLINE証券のメリット

LINE証券には他にはない魅力的なメリットが多く、気軽さを売りにしているだけあって誰でも始めやすいのが特徴です。

LINE上から簡単操作

なんといっても特徴的なのは、LINEのアプリ上から簡単に操作できる点です。

株式投資と聞くと何から始めていいのかハードルを高く感じますが、LINE証券ならシンプルな画面レイアウトで見やすく、ガイドがなくても直感的に操作が可能です。

数百円1口から始められる低額投資が可能

通常、株式の購入はある程度まとまった数の購入を求められます。

少数単位の購入も可能ではありますがそれでも10株、10,000円以上の費用が必要となることがほとんどです。

しかし、LINE証券なら1口単位で購入が可能です。また、ほとんどの銘柄が3,000円以下で購入でき、中には数百円程度の銘柄もあります。

大きな金額を投資するのが怖いなという投資未経験者の方には、始めやすい環境ではないでしょうか。

夜間帯でも取引ができる

東京証券取引所が開いている時間は9:00~15:00です。本来リアルタイムで取引ができるのはこの時間帯のみです。

しかし、日中に仕事している方は9:00~15:00の時間に取引を行うのは難しいですよね。

LINE証券の場合は、17:00~21:00の間であれば夜間でも取引が可能です。仕事終わりにLINEアプリで帰宅中の電車でも売買を行うことができます。

LINE Pay残高からも入金ができる

LINE証券での株の購入は銀行口座の振込以外に、LINE Pay残高から入出金することが可能です。

事前にLINE Payにチャージしておけばいつでも利用できます。この機会にLINE Payも登録してみてはいかがでしょうか。

▼LINE Payの詳細が気になる方はこちらもご覧ください。

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LINE証券のデメリットもチェック

もちろんメリットばかりではありません。デメリットも理解した上でLINE証券をうまく活用していきましょう。

信用取引ができない

信用取引とは、証券会社から株やお金を借りて株式の売買を行う取引のことです。その名の通り、証券会社から自分を信用してもらうことで通常より多く取引ができます。

しかしLINE証券では信用取引ができません。現物取引のみとなっています。

NISA口座の開設ができない

NISA口座とは、非課税口座のことを言います。

本来、株式・投資信託などに投資すると、売買益や配当に対して約20%の税金が発生します。

しかし”NISA口座”であれば、毎年一定金額内で投資した株式・投資信託などから得られる利益は非課税となり、節税効果が望めます。

証券会社のほとんどはNISA口座の開設が可能ですが、LINE証券では対応していません。

取り扱い金融商品が少ない

LINE証券では日本株と一部のETFしか売買ができません。外国株式やIPOなどの取り扱いはありません。

購入できる銘柄は100銘柄以上と紹介しましたが、実は多いように見えて他の証券会社と比べると圧倒的に取り扱い金融商品が少ないのが現状です。

LINE証券は投資初心者向けのサービス

概要・メリット・デメリットでご紹介した内容から、LINE証券は投資初心者向けのサービスと言えます。

1口数百円から投資が可能なため、低リスクですし小難しい操作もなく気軽さが最大の魅力になっています。

誰でも始められる分、投資上級者の方には物足りなさが目立つでしょう。投資とはどんなものか体験したい、これから学びたいという人におすすめです。

早速LINE証券を始めてみよう

メリット・デメリットを理解したら早速始めてみましょう。始め方・使い方はすでにLINEを登録している方なら非常に簡単です。

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LINEアプリの画面アイコンをタップ

LINEアプリの「ウォレット」アイコンをタップし、各メニューの中から「証券」を選択します。

「前日比率ランキング」「銘柄の検索カテゴリー」の表示されている状態が基本画面となります。

銘柄を選択すると「株価」「チャート」などが表示されます。

画面下部の「買う」をタップ、購入する株数を入力し購入完了です。

また、いつでもすぐに購入できるよう事前に下記準備をしておきましょう。

LINE Payから入金する場合

  1. 基本の画面の状態で右下のメニューアイコンをタップし、リストから「入金」をタップします。
  2. あとは実際に入金したい金額を入力するだけです。

銀行口座から入金する場合

  1. 入金額の入力画面の画面上部の「LINE Payから入金」をタップしてください。
  2. リストが表示されるので「入金専用口座」を選択し表示されている銀行口座に入金したい金額を振込ましょう。

株を購入するには口座開設が必要

LINE証券を始めるにはもう一つあります。それは”口座開設”です。こちらも簡単に手続きできますので確認していきましょう。

  1. LINE証券の基本画面に表示されている「口座開設(無料)」をタップします。
  2. いくつかの質問のあとに「本人情報の確認」で本人情報を入力します。
  3. 本人情報入力後にSMS認証を行います。
名前や住所の入力は、次のステップでアップロードする本人確認書類(運転免許証・マイナンバー個人番号カード)と同じ表記で入力してください。
LINE Pay利用者は自動表示される

LINE Payで銀行口座の連携や本人確認済の方は、登録住所が自動表示されます。古い住所のままになっていないか、必ず確認しましょう。

本人確認書類のアップロードを行います。必ず文字などがはっきり見えるように撮影しアップロードしてください。

有効な本人確認書類は下記➀➁のどちらかの組み合わせのみです。

  1. マイナンバー通知カード+運転免許証
  2. マイナンバー個人番号カード

申し込みは以上で完了となりますが、申し込みから4営業日ほどで登録住所に簡易書留はがきが届くので、受け取ったら口座開設完了となります。

あとは簡易書留はがきに記載されているQRコードか、LINE証券から届くメッセージのどちらかからLINE証券にアクセスしましょう。取引開始です!

LINE証券のみならず、今後は新銀行の開業も

LINE証券を始め、LINEでは今後も金融サービスに力を入れていく方針です。

LINEとみずほファイナンシャルグループが手を取り、2020年には新銀行「LINE Bank」の設立をする計画を発表しています。

LINE証券を始め、今後の新たなサービス拡大に目が離せません。

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かんきち

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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ABOUTこの記事をかいた人

マシュマロン

こんにちわ。マシュマロンです。 Androidの2台持ち。時折iPhoneに浮気しながらもandroidが好きで戻ってきてしまうアラサー。 過去には大手携帯3キャリアでショップスタッフや、家電量販店で契約スタッフとして働いていました。辞めた後も毎年機種変更するくらい、常に新しいスマホに興味津々。スマホの中は愛猫2匹と美味しいごはんの写真でいっぱいです。