光回線の加入トラブルが年々増加傾向にあります。「月々の料金が安くなります」「今契約するとキャッシュバックで10万円貰えます」と言われて契約してみたら実際はほとんど変わらず、逆に毎月の料金が高くなってしまうケースもあり問題になっています。
その中でも今回は、訪問営業や電話などの悪質でしつこい強引な勧誘方法と対策についてご紹介します。
もくじ
光回線の強引な勧誘が多くなったわけ
NTTは、2015年からフレッツ光の卸売りをはじめました。
このタイミングで、ドコモやソフトバンクなどの携帯会社のほかに、大手のプロバイダまでネット回線のサービスを開始したことがきっかけで強引な勧誘が増えてきました。
このような業者のほとんどが、NTTやKDDIなどの大手通信事業者から代理店契約を行いネット回線の申し込みを委託された代理店になります。NTT東日本だけでも代理店契約を結んでいる業者は200社以上あり、その他ドコモやソフトバンク、プロバイダなどの大手通信会社も代理店を抱えているため強引な勧誘をする悪質な業者が増えていった背景があります。
代理店は、成果(契約)を得ると販売元から報酬が貰える仕組みになっていますが、契約を取る過程には本来厳しいルールや規定があり違反すると代理店契約を打ち切られるようになっています。
なのでほとんどの代理店は、強引な勧誘や不十分な説明で契約を取ることはしません。ただ、ごく一部の2次、3次代理店では悪質な勧誘方法で契約を取る業者もいるので注意が必要です。
そのような業者から申し込みをするとトラブルの原因になることも多く、消費者庁や国民生活センターでも注意喚起を呼びかけています。
NTTを装って強引な勧誘をする光回線業者がある
光回線の代理店業者は、営業時に自分の会社名と名前の入った名札を付ける必要があります。電話営業の場合は、まず会社名と名前を名乗ることが決まりです。
ですが悪質な業者になるとNTTやドコモ、au、ソフトバンクといった大手企業のフリをするので注意しましょう。
大手企業の委託業者だと装い他社のサービスを契約させる
「NTTの委託で電話料金やネット料金が安くなるサービスを案内しております。現在ご利用中のサービスの基本使用料金が安くなる手続きをしますので申し込み書にサインと捺印をお願いします」と他社のサービスに切り替えようとするケースも多いです。
NTTが業務委託している企業が多いため悪質な勧誘と気づかずそのままサインと捺印をしてしまい、他社のサービスに知らない間に切り替わっていることもあります。
基本的に大手企業からのサービスの切り替えは、委託業者を使うことがないのでこのような連絡がきたら要注意です。
毎月の支払い先が変更されたと言い他社のサービスに移行させる
「毎月の支払いが一括して行えるように窓口が変わるので変更手続きを行います。※※までに手続きが完了しないと現在ご利用中のサービスが停止しますのでお早めに変更手続きを行なってください。」と支払い窓口が変わり、手続きをしないと今使っているサービスが利用できなくなると不安を掻き立てる業者もいます。
支払い窓口が変更される場合には、このような手続きは必要ありませんし手続きを行わないとサービスが停止するなど大手の企業は間違っても言いません。
大手の企業を装う勧誘は、昔からよくある手法で、訪問営業や電話営業に多いのが特徴です。家電量販店やwebで申し込みを受け付けている代理店は、正規代理店なので悪質な勧誘や営業はほぼしません。
勧誘で勧められた回線にするよりも、WEB上でご自身の判断で選んだ回線を使った方が満足度が高いのは確実です。
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光回線の契約のためならあの手この手で強引な勧誘する
悪質な業者は、こちらの想像を超える手法で光回線に加入させてきます。最近ではマンション管理組合や自治体を装う業者も多いです。
例えば「こちらのマンションのネット回線を一括で変更することが決まりましたのでそのご案内と変更の手続きを行います。」と突然訪問されるケースもあれば「ネット回線の設備点検のご案内」という手紙を入れて後日訪問するケースもあります。
マンションの組合でネット回線の変更が決まったと言われると信じてしまいがちですが、このような変更は管理会社から連絡があるはずです。
またネット回線の設備点検は基本的にはないと思ってください。点検と言いながら、他社のネット回線に誘導するための罠ですから点検など案内や訪問があっても無視するのが一番です。
ネット上でも強引な勧誘にあっている方は少なくありません。
【気をつけて】
インターホンごしに工事のものですってきたので出たら詐欺業者だった。
NTTとソフトバンクがコラボした
ネット回線の訪問勧誘らしいけど
資料くれたら検討しますって言ったら今契約しないとダメですと言われました。
そんなん契約するわけないじゃん。#訪問勧誘 #詐欺— 福島慎一 (@shin0shin8) 2017年8月6日
nuroの営業が実家にきて両親に『NTTの委託で回線をnuroにしにきた』って断りようのない大嘘で言いくるめていた模様。古い家屋で線が引けない(笑)だらしない技術(笑)で撤退してたらしいからいいけど、金輪際nuroは選択肢に入れねぇ。
— ばいーんなCor (@cor_MoE) 2017年8月15日
マンションのネット設備に変更点があったので説明にしにきました〜っていかにも不動産か大家さんの使いみたいに玄関先呼び出しといてネット回線業者の営業かよ死ね
— airis (@siria1r15) 2017年8月8日
上記の悪質な勧誘がくるとその光回線を使いたくないと思ってしまいますが、悪いのは代理店です。NTTや携帯会社、大手プロバイダはこのような悪質な勧誘は禁止していますし、発覚次第代理店契約を打ち切りにしています。
ですが、打ち切りになったとしても名義を変えて再度代理店契約を結ぶ業者が多くいたちごっこの状態です。
強引な勧誘をするには裏がある！悪質な業者で光回線の契約はしない事
悪質で強引な勧誘をする業者は、契約さえすれば良いと思っているので「費用が安くなる」「キャッシュバックがもらえる」などと良いことだけいって申込書にサインを書かせようとします。
悪質な代理店は、サインを書かせるまでが仕事になりますから、あとのアフターフォローなど考えていません。なので契約後に話が違う！とトラブルの原因になることが多いです。
本来ネット回線営業は、対面式の場合契約書を一緒に読んだり、重要なことについては何度も説明を行います。またwebからの申し込みの場合も重要事項についてはきちんと記載されていますし、月額費用やその他にかかる費用についてもしっかり記載しています。
ネット回線は、他社へ乗り換えると安くなることもあれば、逆に高くなることもあります。また業者によっては不要なオプションをつけたりすることもあります。
オプションを付けると代理店は、販売元からの報酬が増えるので悪質な業者ほどオプションをどんどんつけようとしてくるので要注意です。
光回線の強引な勧誘を撃退する方法
光回線の訪問営業や電話営業は、無視をするか「時間がない」と言って断りましょう。営業や勧誘で一番言われて困る言葉が「時間がない」です。
「間に合ってます」や「もう他の光回線に入っています」と応答しても「今使っているプランよりもお得で契約すると○万円のキャッシュバックが貰えますよ」と誘惑してきます。
また悪質な業者ほど、最初に会社名や名前は名乗りませんから、そのような方から勧誘や営業をされたら気をつけるようにしましょう。何度断ってもしつこく勧誘がくる場合は、NTTやKDDIなどの販売元に勧誘停止の連絡をしましょう。
| 電話番号 | 0120-849-994 |
|---|---|
| 営業時間 | 午前9時～午後5時まで |
| 休業日 | 土日・祝日・年始年末 |
| 電話番号 | 0120-019-390 |
|---|---|
| 営業時間 | 午前9時～午後5時まで |
| 休業日 | 土日・祝日・年始年末 |
| 電話番号 | 0077-777(無料) |
|---|---|
| 営業時間 | 午前9時～午後8時まで |
| 休業日 | なし |
販売元に「悪質な勧誘をされている」と連絡すれば約1週間ほどで光回線の勧誘は来なくなります。
強引な勧誘にあっても強い意思で断ることが大切！
家電量販店やWEBから申し込みすることです。高額なキャッシュバックを謳って契約を迫ってくる業者もいますが、勧誘には耳を貸さないこと！
光回線の代理店は、1契約ごとに販売元から数万円の報酬が貰えるシステムになっていますが、キャッシュバックの相場は、家電量販店などで店舗を構えているところで10,000円～20,000円、WEBだと10,000円～30,000円ほどです。
これ以上キャッシュバックを行ってしまうと代理店の利益が無くなります。強引な勧誘を行う業者は、最大で100,000円のキャッシュバックと言いながら契約しても貰えない事も多く、その後会社をつぶしてしまうことも良くあります。
光回線を契約するなら店舗のある代理店か正規代理店のWEBから申し込むするようにしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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