同じインターネット回線なのに戸建てタイプとマンションタイプってどう違うの?
そんな疑問を持っている方のためにどこがどのように違うのか徹底的に調べてきたので報告します。
もくじ
戸建てタイプとアパート、マンションタイプのネット回線にはどんな違いがあるの?
インターネット回線を申し込むとき戸建てタイプかアパートやマンションなどの集合住宅タイプか選びます。
何が違うの?と疑問に感じている方もいるかと思いますが、大きな違いとしては、料金面と回線を独占するか共有するかです。
それぞれの違いを詳しく見てみましょう。
戸建タイプの回線の仕組み
インターネット回線を申し込むをするとそのあとにするのが回線工事です。戸建ての場合は、近くにきているネット回線を直接家に引き込みます。
工事といってもネット回線自体細いのでエアコンのダクトや電話回線の配管などを利用するため家に傷をつけることはほぼありません。
ネット回線の引き込む穴がない場合だけ1センチ程度の穴を壁の目立たないところに開けることもあるそうですが、ごく稀だそうです。
戸建てタイプの特徴は、家に引き込んだ回線を独占して利用できることです。そのため周りの環境に左右されず速度も安定します。
アパートやマンションなどの集合住宅タイプの仕組み
戸建てタイプとは異なり、マンションに引き込んだネット回線をみんなで共有する仕組みです。そのため1回線で複数の世帯が利用するので世帯数の多いマンションやアパートだと回線が混雑することがあり、速度があまり出ないことがあります。
ネット回線を利用する世帯が多ければその分基本使用料金が安くなるのであまり使わない方にとっては大きなメリットです。
ただ、マンションやアパート内に複数のパソコンなどで頻繁に利用しているヘビーユーザーがいると回線速度が常に遅い状態になるデメリットもあります。
戸建てタイプとアパート、マンションタイプの回線はどっちが良いの
戸建てタイプも集合住宅タイプにもメリット、デメリットがあります。ネット回線は、何を重視するかによってメリット、デメリットも人それぞれですが、ここでは代表的な例を挙げてみます。
戸建てタイプのメリット、デメリット
戸建てタイプの最大のメリットは、ネット回線の速度と安定感です。マンションタイプだと複数の世帯が一斉にネット回線を利用すると混雑するため戸建てに比べて遅いです。
私も一度マンションに住んでいたころマンションタイプのフレッツ光に加入していましたが、夜の20時から24時前後まではいつも遅い状態でした。
youtubeなどの動画を観るにも標準画質ではフリーズばかり…低画質でやっとスムーズに観れるような状態でした。戸建てにしてからはいつの時間も高画質の動画が観ることができますし、オンラインゲームなども途中で接続が切れることもなくなりました。
ただ、料金面で戸建ては高いです。プロバイダにもよりますが、以前住んでいたマンションに比べて2,000円弱割高です。インターネットの利用頻度が高い方であれば気にする金額ではありませんが、そこまで使わない方にしたら高く感じるかもしれませんね。
最近光コラボが主流になっているので戸建てタイプも以前に比べて安くなっていますし、スマホと同じキャリアのネット回線にするとお得な割引があります。
auひかりやソフトバンク光では、同じキャリアのスマホを持っていると1回線につき毎月最大2,000円の割引が受けれます。auとソフトバンクのスマホをお待ちの方はキャリアの回線を使うとかなりお得です。
集合住宅タイプのメリット、デメリット
メリットは安さです。ネット回線を利用する世帯が増えればその分基本料金が安くなるのは魅力的です。
また今の時代ネット回線の完備が当たり前になりつつあるのでマンションに最初から回線が引かれていることが多く工事不要で申し込みするだけですぐに利用できるのも嬉しいですね。
戸建ての場合申し込みから工事完了まで最短でも3週間かかりますし、工事の日程が合わないとネット回線を利用するまで時間がかかります。
ただしその分デメリットもあります。まず、回線が安定しません。マンションなどでは多くの世帯がネット回線を利用するので混雑してしまい遅くなります。
上記でもお伝えしましたが、利用者が増える夜は特に遅くなり、ひどいところでは1Mbps程度になることもあります。
うちのマンション、ネットは光だけど、最近速度がめっちゃくちゃに遅い。なんでだろって思ってたら、どーやら他の入居者ががっつり負荷かけてるみたいだ。夜中の数時間のみすいすい通るから
— 目標体重達成 (@nacco_86400s) 2014年12月27日
そういえば夜になるとネットの速度めちゃくちゃ遅くなるのが辛い。なんかマンションとかは電波の取り合い?で混むとか聞いた事ある気がするけど(不確か)こんなもんなのかな…、まぁ夜速度が遅いなら早く寝るだけなんだけど
— 藤川せんいち (@fujikawasen1) 2017年9月11日
特に世帯数の多いマンションは遅い傾向にあります。それと住んでる方の利用頻度によっても変わるそうです。
高齢者の多いマンションなど比較的安定しているなんていう話も聞きますが、今の時代60代、70代の方もネットするのであてになりませんね(笑)
マンションのネット回線が遅くて使い物にならない!そんな方には、WiMAXのようなモバイルルーターもおすすめです。
下り最大440Mbpsと時間によってはマンションタイプのネット回線よりも速いときもあります。また持ち運びもできるので外出先や旅先などでもインターネット環境が作れる優れものです。
モバイルルーターを数年前から利用していますが、使い始めたころに比べて安定しているため動画の視聴やオンラインゲームも問題なくできます。
マンションに住んでいても戸建てタイプの回線が使えることもある
戸建タイプの大きなメリットは、回線を独占できるので速度が出やすい点です。一方マンションタイプは、回線を共有するので複数の世帯が同時に使うと速度が著しく低下することがあります。
以前と比べてネット回線を利用する電化製品が増えていますし、1世帯でスマホ、タブレット、パソコン、ゲーム機など同時に接続することもあります。
これを複数世帯が一斉に使うとどうしても速度が遅くなってしまいます。またフレッツ光などでもマンションタイプの速度を制限していることもあり、利用者の多い夜の時間帯に使うとかなり遅くストレスが溜まる方もいると思います。
そんな方には、マンションでも戸建てタイプの回線をおすすめします。マンションで戸建てタイプが契約できるの?と思うかもしれませんが、オーナーの許可を得れば基本的には利用できます。
市営住宅や都営住宅などは、管轄が市や都になるのでネット回線の変更許可をもらうのも時間かかりますし、許可が降りないケースも多いです。
マンションタイプから戸建てにタイプにしたら、基本使用料は1,000円〜2,000円ほど高くなりますし、個別の回線を引くので工事費も別途かかります。なのでお金がかかってでも回線速度を速くしたい方に向いています。
▶ あわせてどうぞ:おすすめの光回線7選と回線選びの基本まとめ
まとめ 戸建てタイプもマンションタイプの回線の違い
ネット回線は、住んでいるところによって大体決まってしまいます。特にマンションタイプは、世帯数などで値段が決まるのでこちらが料金プランを指定することもできませんし、速度についても制限がかかることもあります。
世帯数が多ければ安くなりますが、速度が低下する傾向があるのでコスパを重視している方には良いと思います。
それに比べて自由度が高く速度も安定していますが、割高です。よくインターネットをする方であれば良いですが、そうじゃない方にとっては、勿体無く感じるかもしれません。
戸建ての方がマンションタイプにすることはできませんが、マンションタイプの方が戸建てタイプにすることは可能なので今のネット環境に不満を持っているなら多少高くても変更することを検討してみてはどうでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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