新機種に搭載されたWiMAXハイパワーってなに?
そんな疑問を感じた方もきっと多いはず。
「ハイパワーモード」という通信速度を安定させてくれる機能が「旧WiMAX」にはあったんですが、それがWiMAX2+としてはじめて搭載されたのが、今回の新機種WX05とHOME01というわけです。
この記事では、新機種と旧機種(他機種)の違いと、WiMAXハイパワーの実力について詳しく解説しています。
古いWiMAXのサービスは終了して、今後はWiMAX2+となります。
(今までは古いWiMAXも使えていましたが使えなくなります)
UQ公式や各プロバイダーでも乗り換えキャンペーンを行っており、新機種をお得に手に入れるチャンスなので詳しくは関連記事をご覧ください。
もくじ
WiMAXハイパワーとは
WiMAXハイパワーとは、電波が弱いときに通信速度や品質を向上させる機能のことです。
今までつながりにくいと感じていた建物の中でも、WiMAXハイパワーを利用すれば接続できるようになる可能性があります。
私が普段WiMAXを利用していてよくあるのが、カフェなどで電波が入ったり入らなかったりするという現象。
電波の表示が1になったり0になったり圏外になったり・・・当然スマホやパソコンのネット通信は不安定になります。
そんなとき、WiMAXハイパワーを使えば従来の機種よりも通信品質が向上されますから、快適に通信できる確率が上がるということです。
これは非常に嬉しい改善ですが、その分バッテリーの消費は激しそうなので実機をはやく使ってみたいというのが正直な感想です。
WiMAXにはあったけど、WiMAX2+にはなかった
古いWiMAXには、もともと「ハイパワーモード」というモードが搭載されている機種が存在していました。
しかし、WiMAX2+はもともと電波の質や速度が向上しているため、上記のモードは廃止されWX05の発売までは搭載機種がありませんでした。
今回WiMAX2+として初のWiMAXハイパワー対応機種なので、屋外のつながりにくい場所で使ったときの使い心地が非常に楽しみです。
新端末WX05の機能と特徴!WX04との違いについて
新機種WX05を全機種WX04と比較してみると、最大速度など基本的なことはほとんど一緒ですが、いくつか大きな違い(追加機能)があります。
本体価格は、UQの公式サイトで
- 2年プラン:3,800円
- 3~4年プラン:800円
- 旧WiMAX機種からの変更:無料
- WiMAX2+からの変更:2,000円~20,000円
このようになります。
従来通り、WiMAXのプロバイダー(代理店)が発売と同時にキャンペーンを開始するのは間違いないので、購入を検討しているなら公式ではなくそちらを利用する方が安いです。
WiMAXの新規契約、機種変更は「今月1番安いプロバイダー」を見極めることが大切です。
以下の記事で新着情報をまとめているので、こまめなチェックがおすすめです。
WX05の便利な機能「おまかせ一括設定」
使い方によって自動で設定変更してくれる、おまかせ一括設定は便利な新機能の1つです。
- 動画を視たり、ゲームをダウンロードするとき
- 外や家でふつうにスマホやパソコンを繋ぐとき
- バッテリーの消耗を抑えたいとき
これらの時に、用途に応じた設定をWX05が自動で行ってくれるという機能です。
電波の十分入っているエリアであれば、むしろバッテリー優先モードでも普通に通信できるはずなので、普段の設定はここにしておいて、映画や音楽のダウンロードのときに切り替えるという使い方が良さそうです。
※バッテリー優先モードでは、ネットに接続した状態で13.3時間バッテリーが持ちます。
(休止モードなら700時間)
周囲の空いている電波へ切り替えられる「Wi-Fiビジュアルステータス」
こちらのWi-Fiビジュアルステータス機能は、周辺のWi-Fiの混雑状況を目視できるモード。
空いているWi-Fiにつなぐことができるようになるので、同じ電波の入りでも通信状況の安定度が違ってきます。
WiMAXのエリア内であっても、人の多い都心部などではどうしても混雑して通信状況が不安定になってしまいます。
そんなときに電波を目視で確認できるのは嬉しいです。
WiMAXハイパワーで最大20%通信速度向上
上記でもご紹介した、WiMAXハイパワーにも対応しています。
こちらの機種は、ハイパワーモードに切り替えることで最大で20%通信速度の上昇を期待できます。
先にご紹介した新機能と合わせることで、さらに快適にネットに繋げることができるようになるので、今まではWiMAXが繋がりにくいと感じていたエリアでもスムーズにネットに繋がる可能性が出てきます。
WiMAXの直進的な動きをする電波の性質上、どうしても室内では繋がりにくくなるという性質を持っているので、このパワーアップはモバイルWi-Fiユーザーにとってかなりの朗報です。
参考記事:建物内で電波の強いモバイルWi-Fiなら603HWがおすすめな理由
専用クレードルを使えば下り速度が最大30%向上
別売りのクレードルを購入すれば、付属のアンテナのおかげで最大30%も下りの速度が向上します。
クレードルを使いながら、自宅の固定回線がわりにWiMAXを利用するという人も多いので、1人暮らしで家に固定回線がないという場合にはおすすめの選択肢です。
ちなみに、以前の機種ではクレードルの人気が高すぎて売り切れ→入荷待ちを繰り返していた事もあるので、欲しいと思ったら早めに予約すべきです。
▼クレードルに関する関連記事もどうぞ
WX04とWX05を今から買うならどっち?
間違いなく新機種のWX05に軍配が上がります。
ただし、上記の新機能が特に必要なく、普通にWiMAXを使えればいいというならWX04でも必要十分な可能性があります。
- 最大速度440Mbps
- auの4GLTEを使える
旧機種と言っても、1年前の機種なので速度は速く、エリアも広いです。
新機種が出ることによって、旧機種の安売りキャンペーンが行われる可能性もありますので、古い機種でも気にしないという人には「あり」な選択肢です。
ホームルーターHOME01の機能と特徴!HOME L01との違いについて
ホームルーターとは、持ち歩かない家用のWiMAXです。
工事の必要がない+コンセントにつなげるだけですぐにネットが使えるという理由から、1人暮らしの学生さんを中心に大人気のWi-Fi端末です。
機種の価格設定はWX05と同じです。
こちらもプロバイダーのキャンペーンを使って、キャッシュバックや割引と合わせて購入するのがオススメ。
▼詳しくは関連記事より
現行のHOME L01がかなりの人気機種で、こちらも入荷待ち状態が長く続いたのですが、今回のHOME01は何が変わったのでしょう?
360度に電波を飛ばせる新アンテナ搭載で高品質Wi-Fiを実現
HOME01には
- 高性能なワイドレンジアンテナ
- μSRアンテナ(360度電波を飛ばせる小型アンテナ)
この2つのアンテナが付いている上、接続する端末に直接Wi-Fiの電波を狙いうちする機能「ビームフォーミング」にも対応しているため、広範囲でつながりやすい品質の高いWi-Fiを使えるようになっています。
実際にホームルーターを使ってみると分かりますが、予想以上に快適です。
従来の機種でも「え、今繋いでるの光回線じゃないの?」と、はじめてつなげた人なら分からないレベルの品質の高さだったのに、さらに50%の速度向上が実現したのは破格性能です。
WiMAXハイパワーで最大70%通信速度向上
先に紹介したWX05は持ち歩きできるWi-Fiルーターなのに対して、HOME01は家庭内で使う据え置き型なので、電波の安定感はさらに向上します。
上記の通り、アンテナもモバイルWi-Fiルーターより多く、サイズも大きいので受信感度も上がっています。
WiMAXハイパワーを使えば、通信速度は最大で70%アップ。
コンセントにつながっているので、バッテリーの消費が激しくなるというデメリットもありませんし、これは使わないという選択肢はないのでは?という機能ですね。
スマホアプリ「NEC WiMAX 2+ Tool」に対応
スマホに専用アプリ「NEC WiMAX 2+ Tool」を入れておけば、いつでも簡単にWi-Fiの状況を確認することができるようになります。
ソフトウェアのアップデートや、不具合が起きたときの再起動も簡単。
さらに電波受信レベルを13段階で表示できるので、使う機器によって設置場所を変えるときに便利。
ちなみに、一度に20台までの端末を繋げることができるので、友達が遊びにきたときや家族と使う際にも安心です。
▼上記のアプリは下記から無料でダウンロードできます。
NEC WiMAX 2+ Tool
NEC PLATFORMS, LTD無料posted withアプリーチ
HOME01とHOME L01はどっちが買い?
これは間違いなく新機種を選ぶべきです。
理由は、アンテナ面の強化など順当な性能アップを果たしているから。
旧機種でも十分に使えますが、電波の安定性が70%もアップした機種とどっち?と聞かれたら、間違いなく新しい方を選ぶべきです。
固定回線を引くことができない物件にお住まいなら、工事なしで即日使い始められるホームルーターはかなりオススメできるネット回線と言えます。
旧WiMAXの終了+WiMAXハイパワーで今後はさらに高速でつながりやすく!
旧WiMAXのサービスが終了することで、今まで旧電波が圧迫していた容量をWiMAX2+に割けるようになります。
混雑状況の緩和、電波のさらなる安定、最大速度のアップなどが今後のWiMAXには期待できます。
さらに今回の新機種WX05やHOME01のような端末そのもののパワーアップも合わさるので、より広いエリアで高速なインターネットを楽しめるようになるのは間違いありません。
WiMAXを提供しているKDDIは、モバイルWi-Fiで光回線並みの速度を実現すると公言しているので、私たち利用者はその時を楽しみに待ちましょう!
これからモバイルWi-Fiルーターを持とうと思っているのなら、ぜひ今回ご紹介した新端末も視野に入れて端末選びをしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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