悲惨な交通事故やトラブルの対策に、ドライブレコーダーの設置が重要になります。
そんな時、よく話題に上がるのが、使わなくなったスマホをドライブレコーダーの代りに設置する方法です。
しかし、本当にスマホをドライブレコーダーの代りに利用することができるのでしょうか。
▼事故の証拠以外に、車の走行記録の思い出動画として残す方も。スマホで簡単に動画編集したい方はこちら。
もくじ
スマホをドライブレコーダーにするのは適切か
まずドライブレコーダーとして重要なポイントを押さえておきましょう。
- 環境に左右されず鮮明な映像を記録できる
- 水平画角100度以上、垂直画角55度以上の画角の広さを記録できる
車は夜間も日中も走らせますよね。明るさの違う様々な環境での記録ができることが、ドライブレコーダーには求められています。
映像が不鮮明だと、証拠映像としては不確かなものになってしまうため、状況がはっきり見て取れるだけの解像度が必要になります。また、画角が広く撮影できることも重要です。
スマホでは画角の広さが不十分
もちろん、60前後の画角でも事故の状況によっては、記録された映像でしっかり証拠として使えるので、スマホが全くだめなわけではありません。
しかし、事故はどのようにして起こるかわからないものです。どんな状況でも記録に残したい方は、やはり専用機を設置した方がおすすめです。
後方記録用のドライブレコーダーとして活用
スマホのドライブレコーダーは専用機には見劣りする部分があるものの、以下のような状況であれば設置におすすめです。
- レンタカーなど、ドライブレコーダーが未設置の車に一時的に乗る場合
- 煽り運転など車体後方でのトラブル専用に記録したい場合
スマホのドライブレコーダーなら、設置も簡単なのでレンタカーを利用する時におすすめです。旅行の際にそこまで荷物にもなりませんので持っていきましょう。
また、近年煽り運転などのトラブルのために、車体後方部へドライブレコーダーを設置する方も増えています。
前も後ろも記録に残したいけど、初期費用は抑えたい。そんな時に後方記録用のドライブレコーダーとして使わなくなったスマホを設置しましょう。
煽り運転などのトラブルは、そこまで画角が広くなくても正面からの撮影で充分収まるので、ドライブレコーダーとしてスマホを活用できます。
▼旅行に行くならスマホのドライブレコーダー、そしてモバイルWi-Fiを万が一に備えて用意しましょう。
スマホをドライブレコーダーに!必要なもの
スマホをドライブレコーダーとして使うには、絶対欠かせない必要なものがあります。
ホルダー・スタンドを設置する
スマホのドライブレコーダーを常に定点に設置するためには、ホルダーもしくはスタンドが必要です。
しっかりスマホをホールドし、カメラの向きを微調整できるよう、ホルダー部分と土台の可動域が大きいものがおすすめです。
CARMATE リアガラス用スマホホルダー
- リアガラスに貼り付けが可能
- スプリングの入ったホルダーでしっかりスマホをセット
- 幅59〜79mm、厚さ13mm以下のサイズのスマホに対応
リアガラスに貼り付けて吊るすタイプのため、後方部分がどんなデザインの車でも取り付けることができます。
価格は安く、約1,700円ほどとなっています。
Hanmir 第二世代車載ホルダー
- オートホルダー式でワンタッチでスマホをセット
- 360度可動域、長さを自由調節する伸縮アーム機能
- 幅4~6.5インチまでのスマートフォンなら機種問わず対応
- 協力な吸着盤でスタンドをしっかり固定
- 充電しながら使用可能
価格もお手頃で、約2,000円ほどで購入できます。
ドライブレコーダーアプリを入れる
スマホをドライブレコーダーとして使うには、ドライブレコーダーアプリのインストールが必要です。
撮影するだけならスマホのカメラだけでもできますが、連続撮影の設定や自動保存機能など、ドライブレコーダーアプリで管理する方が利便性はぐんと高まります。
アプリも無料で配信されているものが多いので、いろいろ試してみるのもおすすめです。
スマホのドライブレコーダー注意点
スマホのドライブレコーダーを利用する場合、いくつか注意すべき点があります。
スマホに熱が溜まり故障の原因に
最近のスマホは本体から熱を逃すよう改善されつつあるものの、やはりドライブレコーダーのように長時間継続して撮影を続けるとなれば熱が溜まりやすくなります。
使わなくなったスマホで利用するのであれば、負荷がかかることはあまり気にならないかもしれませんが、急に故障して記録ができなくなるのは困ります。
充電が満タンなら充電器は外す、バッテリーの劣化を感じたら無理に使い続けないで別のスマホに取り替える、もしくは専用機の購入を検討しましょう。
▼バッテリーの消耗にも繋がります。最近電池の減りが早いなと感じている方はこちらもご覧ください。
バックグランド録画に対応
使わなくなったスマホではなく、現在使用中のスマホをドライブレコーダーとして使う方は特に重要です。
何故なら、バックグラウンドで録画ができないと、撮影中はスマホの他の操作ができなくなってしまうからです。
運転中にまず操作することがないとはいえ、スマホで音楽を流したりナビ機能を使いたい時に、録画を切らなくてはいけなくなります。
それでは意味がありませんよね。アプリを選ぶ時はバックグラウンド録画に対応しているものがおすすめです。
バイクに設置する場合は専用のホルダーが必要
実はスマホのドライブレコーダーはバイクにも設置が可能です。ただし、設置面積が少ないため車用のホルダーやスタンドは使えません。
専用のホルダーが必要です。また、車と違い風や雨の影響を直に受けるため、故障の確立は高くなります。
現役のスマホが故障するのは辛いので、バイクに設置するのは使わなくなったスマホのみにしましょう。
無料で使えるスマホのドライブレコーダーアプリ
ホルダー・スタンドなどを用意したら、あとはスマホにドライブレコーダーアプリをインストールするだけです。
ここではおすすめの、無料で使えるドライブレコーダーアプリをご紹介します。
AI機能搭載「スマートくん」
- AIによる物体検知で危険をお知らせ
- 急発進・急停止の動作完治・車間距離計測も可能
- アプリを開いてワンタップで録画を開始
- リスト管理で再生も簡単
- バックグラウンド音楽再生許可機能
一番の特徴はAIによる物体検知です。これにより、歩行者や車が急に現れてもドライバーに危険を知らせてくれるため、事故を防ぐ大きな助けになります。
起きた事故を検証するためのドライブレコーダーが、事故を起こさぬよう防止してくれる。そんなすごい機能も無料で利用できます。
現在スマートくんはiOS版のみですが、Android版も2020年中にリリースを予定しています。
スマートくん
Neural Pocket Inc.無料posted withアプリーチ
細かな設定が可能「アウトガード」
現在はAndroid版のみリリースされています。
- バックグランド録画対応で他のアプリとマルチタスクが可能
- 保存容量の設定が可能で古いデータは自動削除
- 衝突時のGPS位置情報や映像を自動保存
- 映像のみ再生・地図のみ再生・同時再生の3つのモードで再生可能
アウトガードは走行経路の記録もできるため、どの時点でどのくらいのスピードで走行していたかも確認できます。
また、保存容量が自分で設定できるため、うっかりスマホの保存容量を使い切ってしまうこともありません。
設定した上限を超過したら、古いデータから自動的に削除されていきます。
アウトガード – カムコーダー
Pyungwoo Yoo無料posted withアプリーチ
▼ドライブレコーダーアプリ以外にも、万が一に備えて入れておきたいアプリをご紹介します。
スマホをドライブレコーダーに活用するかは状況次第
スマホをドライブレコーダーにするなら、後方記録用におすすめである旨をご紹介しましたが、もちろん前方記録用に設置しても構いません。
スタンドやホルダーも専用のものが出ていますし、すぐにドライブレコーダーの購入が検討できない場合は、前方記録もスマホで代用してもOKです。
ただし、メインで使い続けるかはしっかり考えた方が良いでしょう。
後方記録に使うのかメインとして使うのか、目的や状況に合わせて設置を検討しましょう。
▼今のスマホをドライブレコーダーにして、新しい機種へ買い替えをお考えの方におすすめはこちら。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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