格安SIMへの乗り換えは不安だったけど使ってみると便利でお得

スマホ代を節約するため格安SIMへの乗り換えを考えているけど、速度や利便性において心配になるという人も多いのではないでしょうか?

格安SIMで検索すると、「めっちゃ安くなった」、「もっと早く乗り換えれば良かった」という声も多いですが、「安いけど遅くて不便」、「ネットに全然繋がらない」、「そこまで安くない」という不満の声も少なくありません。

この記事では、格安SIMに乗り換えをしたいけど、

  • ちゃんと使えるの?(電話やネットなど)
  • どのくらい安くなるの?
  • 手続きが面倒くさそう…

と不安を抱える人のために、わかりやすく解説していきます。




格安SIMに乗り換えても通話やネットに関して不安になる必要はない

大手キャリアから乗り換える際に「これまで通りスマホを使えるのか不安」と心配する人が多いですが、結論からいうと格安SIMにしてもこれまで通りスマホを使うことができます。

格安SIMというと、安いだけで質が悪いサービスなんてイメージを持つ人も多いですが、実際はドコモやauなどの回線を使っているので通話もネットも問題なく利用可能です。

ただし、通話に関しては特に問題ありませんが、ネットの速度に関してはやや遅いです。

ネットの速度は速くないが問題なく使える

スマホのアプリをインストールするときや、高画質の動画を視聴するときはちょっとストレスが溜まる速度です。

ですがアプリのゲームや標準画質の動画であれば格安SIMでも十分です。

速度はネット回線と同じで周辺地域や条件によっても差がでることがあります。

  • 都市部⇒遅い
  • 地方⇒速い

ネットの速度が遅くなる原因は色々ありますが、一番は利用者の人数です。地方に比べ都市部は利用者が多いためどうしても回線速度が遅くなりやすいです。

また、時間帯によって回線速度が遅くなることもあります。

ちょっと前の格安SIMは使い物にならないほど遅かった

今は、以前に比べて大分改善されていますが、お昼の時間帯は混雑してネットに接続できないことも良くありました。

特に12時~13時の時間帯は、お昼休憩でネットを使う人が集中するためTwitterやFacebook、インスタグラムさえも見るのに時間がかかるほどです。

現在は回線の帯域幅を広げるなどしてお昼の時間帯でも問題なくネットができます。

格安SIMの通話とエリアは大手キャリアと同じ

回線速度は大手キャリアより遅いですが、通話品質に関しては同レベルです。

格安SIMだからといって圏外になりやすいわけでもなく、大手キャリアと同じエリアで使用できるので通話に関してさほど心配することはありません。

格安SIMは通話料が高いので通話する人はオプションを活用しましょう。

大手キャリアの場合は、基本料金が2,000円~3,000円する代わりに通話し放題になりますが、格安SIMは30秒20円とけっこう割高です。

もし、通話が多い人は、3分~10分話し放題のオプションを付けるようにしましょう。

オプション金額は、大体500円から850円程度です。

料金面での不安も格安SIMに乗り換えるだけで解消される

格安SIMにする上で一番のメリットが料金面です。

大手キャリアを利用すると平均8,000円ほどのスマホ代がかかりますが、格安SIMではデータ通信量の多いプランであっても5,000円ほどです。

あまりデータ通信(インターネット)を行わないプランであれば1,000円前後で利用することもできます。どのプランにするかは、今使っているスマホの利用状況で決めるようにしましょう。

データ通信が5GB未満の人におすすめの格安SIM

スマホを使っていてデータ通信量が毎月5GB未満の人は、格安SIMにすることでスマホ代がぐっと節約できます。

仮にドコモで5GBのプランを使うと

カケホーダイライトプラン
(5分かけ放題)
1,700円
データ通信量5GB 5,000円
インターネット接続料 300円
合計 7,000円

最低でも毎月7,000円ほどかかります。

これが格安SIMになると

格安SIM 5~6GB
IIJmio 2,220円
mineo 2,280円
LINE 2,220円
楽天 2,150円
BIGLOBE 2,150円
U-mobile 1,980円
NifMO 2,300円
DMM 1,910円
エキサイト 2,150円
OCN 2,150円

2,000円前後で利用できます。たった1台のスマホで毎月5,000円も安くなるのはかなりの魅力ですね。

4人家族がドコモから格安SIMに乗り換えたらそれだけで毎月20,000円の節約になります。年間にすると240,000円の節約は大きいです。

データ通信なんて3GBもあれば十分っていう人は、すぐに格安SIMに乗り換えた方がお得です。

格安SIM 1GB 2GB 3GB
IIJmio     1,600円
mineo 1,500円   1,600円
LINE 1,200円   1,690円
楽天     1,600円
BIGLOBE 1,400円   1,600円
U-mobile   1,580円  
NifMO     1,600円
DMM 1,260円 1,380円 1,600円
エキサイト 1,370円 1,470円 1,600円
OCN     1,800円

3GBプランで月額1,600円と破格の料金設定となっています。

最低でも10GB以上のデータ容量が欲しい人におすすめの格安SIM

ドコモをはじめ大手キャリアには、10GBプランがなく、5GBプランの次は20GBの大容量プランです。

5GB以上利用しているけど、20GBも使わない…。という人は意外と多いですよね。そんな人に格安SIMの10GBプランは人気です。

また、格安SIMにも20GBはあるので、データ容量を絶対に欲しいという人でも安心して利用できます。

カケホーダイライトプラン
(5分かけ放題)
1,700円
データ通信量20GB 7,000円
インターネット接続料 300円
合計 9,000円

20GBのデータ通信プランになると5GBに比べて2,000円高くなり、料金は9,000円です。

5GBで7,000円なので20GBで9,000円は、ちょっと安い感じもしますよね。

ですが格安SIMにするともっと安くなります。

格安SIM 10GB 20GB
IIJmio 3,260円  
mineo 3,220円 4,680円
LINE 3,220円  
楽天 2,960円 4,750円
BIGLOBE   5,200円
U-mobile    
NifMO    
DMM 2,890円 4,680円
エキサイト 3,080円 4,680円
OCN 3,000円 4,850円

10GBでは2,890円、20GBでも4,680円となりドコモと比べても格安SIMの方が圧倒的に安いです。

データ通信量が多い人は、カウントフリー(通信量消費なし)の格安SIMもおすすめです。

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通話をメインに使いたい人におすすめの格安SIM

大手のキャリアと同じように格安SIMにも通話し放題のオプションがあります。

格安SIMのサービスによって通話し放題の条件が異なりますが、オプション料金は600円~850円程度です。

よく通話を利用する人は付けておいた方が良いオプションです。

通話し放題の格安SIMはこちらに詳しく記載していますのでご覧ください。

▶ 参考:通話し放題の格安simだけ集めて比較したら思わぬ事実が発覚!

乗り換えは簡単!格安SIMの設定で不安になることは何一つない

格安SIMにするデメリットとして、「設定を自分で行うから面倒くさい」という口コミを良く見かけますよね。

ですが、手続きは簡単なので難しく考える必要はまったくないです。

手続きの方法は3つだけ

  1. MNP予約番号の取得
  2. SIMの入れ替え
  3. APN設定

たったこれだけです。

順をおって分かりやすく説明しますね。

MNP予約番号は今お使いのキャリアから取得する

今使っているキャリアからMNP予約番号を取得します。

ちなみにMNPは、番号をそのまま他の電話会社に引き継ぐことを意味します。そして予約番号は、今まで使っていた番号を乗り換えするときに必要となります。

つまり、新規で番号を取得する場合は、必要ありません。

MNP予約番号の取得方法は、電話かWEBです。ただ、キャリアによってはWEBからでは取得できない場合もあるので電話が確実です。

電話でMNP予約番号を取得する場合
ドコモ ドコモ携帯電話からだと「151
一般電話からは「0120-800-000
au 0077-75470
ソフトバンク ソフトバンクの携帯電話からだと「*5533
一般電話からは「0800-100-5533

▶ 参考:格安simに乗り換える前に知っておきたいMNPの意味と仕組み

MNP予約番号には、有効期限があるのでどの格安SIMにするのか決めてから取得するようにしましょう。それと、番号を切り替えて格安SIMを差し込むと今まで使っていたキャリアは自動的に解約になるので解約手続きは不要です。

ポイントに注意!

大手キャリアの携帯電話を使用していると、ドコモならdポイント、auならauポイント、ソフトバンクならTポイントが貯まります。しかし、解約するとそれらのポイントが無効になることがあるので注意しましょう。

せっかく貯まったポイントなのでムダにすることがないようにしましょう。

SIMの入れ替えは自分で行う

ドコモやau、ソフトバンクの店舗では、お店の店員さんがSIMを入れ替えてくれますが、格安SIMでは自分で行います。

ですが、入れ替えはすごく簡単です。

iPhoneの場合は、付属の「SIM取り出しツール」を側面の丸い穴に差し込むだけで、SIMカードを取り出すことができ、そこに新しく契約したSIMを入れるだけです。

「SIM取り出しツール」が無いときは、ヘアピンやクリップで代用できます。

Androidの場合は、端末の裏側の電池パックを取り出すとSIMが挿入されているトレイがあるので、そこから新しいSIMに入れ替えてください。

SIMの向きに注意

SIMを入れ替える際は、向きに注意しましょう。誤った向きで挿入してしまうとSIMに傷が付き取り換えが必要になるケースもあります。

また、SIMは小さいので踏んでしまったり、失くしやすいので入れ替えるときは、テーブルの上などで行うようにしてください。

SIMを入れ替える前にアプリの引継ぎを行っておきましょう。中でもLINEの引継ぎが上手くいかない!という人が多いのでこちらの記事を参考にどうぞ。

格安simに乗り換えした時に知っておきたいLINEの設定と手順

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APN設定すれば終わり

格安SIMに入れ替えて、APM設定をすればこれまで通りスマホとして使えるようになります。

APN設定は、サーバに接続するために必要な設定です。これをしないと、インターネットに接続できません。

なんとなく難しく感じるかもしれませんが、誰でもできるので心配無用です。

それにどの格安SIMでもAPN設定について、公式サイトや送られてくる利用ガイドでも詳しく説明されているので安心です。

YoutubeでAPN設定の仕方をアップしている格安SIMもあります。

設定が終わったらインターネットブラウザを開いて、接続できているか確認してみましょう。

格安SIMの手続きは、たったこれだけです。それで毎月のスマホ代が節約できるわけですから、お得ですよね。

まとめ 格安SIMに乗り換えは簡単でしかもお得

大手キャリアから格安SIMへの乗り換えはなんとなく不安に感じるものです。

  • 安かろう悪かろう
  • 店舗がない
  • サービスは大丈夫?
  • 電波悪そう

など、不安要素は沢山あると思いますが、実際に使ってみると不便なことはほとんどないです。

データ通信に関しては若干遅いと感じますが、通話に関しては大手キャリアと同じです。

店舗がないのでサービス面に不安を覚える人もいますが、そもそも店舗に行く機会って1年に1回あるかないかですよね。

それに格安SIMは、ほとんどのことを電話で対応してくれるので大手キャリアよりも楽な面もあります。

これまで使っていたスマホと変わらずに使えて、料金だけ安くなるわけですから格安SIMにしようか迷っている人はこれを機に乗り換えを検討してみてはどうでしょうか?

スムーズに乗り換えるためには、今使っているキャリアと同じ回線を使用している格安SIMを選びましょう。

ドコモの人はこちら

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auの人はこちら

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ソフトバンクの人はこちら

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キャリアと回線を合わせることでSIMロックの解除が不要になるので余計な費用がかかりません。

かんきち

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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