2019年6月1日からドコモの新料金プラン「ギガホ」と「ギガライト」の提供が開始します。
現行プランより最大で4割値下げと話題ですが、プランの説明を見ても自分がお得に利用できるのかピンと来ない方も多いのではないでしょうか。
現行プランとは何が違うのか、メリット・デメリットを詳しくご紹介します。
▼au新プランも旧プランより4割値下げと話題です。
もくじ
ドコモのギガホなら月30ギガまでたっぷり使える
ドコモのギガホの大きな特徴は、「通話+データ通信+インターネット接続サービス」がセットになったプランであることと、1ヶ月のデータ通信量がたっぷり30GBまで使い放題という点です。
今までは複数あるプランから細かく選択していましたが、新料金プランでは使い放題の固定プランは”ギガホ”のみです。
非常にシンプルなので最適なプランを選ぶのに頭を悩ませる必要がありません。
月額料金は1回線のみの契約なら毎月6,980円(税抜)です。30GB使えて6,980円(税抜)は魅力的ですよね。
また、複数契約がある場合は、ファミリー割引グループ内の回線数に応じて各回線ごと割引を受けることができます。
月額料金 | 2年契約 | 6,980円(税抜) |
データ通信量 | 30GB | |
国内通話料 | 家族間通話無料/家族外30秒20円(税抜) |
安く抑えたいならドコモのギガライトがオススメ
ギガライトもギガホ同様に「通話+データ通信+インターネット接続サービス」がセットになったプランです。
ギガホと異なりデータ通信量に応じて使った分だけを支払うことができるので、データ通信料を安く抑えたい方にぴったりです。
毎月ステップ1(~1GB)~ステップ4(~7GB)までの間で、使った分で請求額が確定します。
データ通信量 | 月額料金 |
2年契約 | |
ステップ1/~1GB | 2,980円(税抜) |
ステップ2/~3GB | 3,980円(税抜) |
ステップ3/~5GB | 4,980円(税抜) |
ステップ4/~7GB | 5,980円(税抜) |
データ通信量が1GBで収まれば、月額料金が2,980円(税抜)です。今までのドコモのスマートフォンの料金体系を考えれば非常に安くなっています。
しかし毎月ステップ4の7GBまで使用するようであれば差額1,000円プラスし、月額料金6,980円(税抜)のギガホでたっぷり30GB使う方が余裕があってお得です。
▼データ通信量を節約したいけど、やり方がわからない!という方はこちらを参考にしてみてください。
通信の上限を超えると規制時速度は128kbpsに
ステップ4の7GBの上限設定を超えてのデータ通信を使用した場合、ギガライトだと通信規制後の速度が最大128Kbpsとかなり低速になります。
ギガホに関しては上限設定を超えても通信速度は最大1Mbpsで利用できるので、SNSを楽しんだりする程度であればそこまで不便はありません。
▼もし通信規制にかかってしまったら、Wi-Fiスポットを上手に利用しよう!
ドコモの現行プランからギガホ・ギガライトへの変更点
現行プランから変わったのは月額料金だけではありません。
ただ安くなったからと勢いで変えてしまうと以前のプランに戻したくても戻せませんので、しっかり変更点を確認しておきましょう。
家族シェアを廃止して複数回線割引へ
ドコモの現行プランはでは複数回線の契約を安くまとめる場合、データ通信量がシェアできるシェアパックおすすめしていました。
しかし新料金プランではシェアパックを廃止し、家族でも個人個人でのデータ通信プランを契約する形に変わりました。
データ通信量のシェアはできなくなりましたが、ファミリー割引グループ内でギガホ、またはギガライトの契約回線が2回線以上あれば各回線ごとに割引が適用されます。
ドコモのファミリーグループは最大20回線組むことができるので、三親等以内の範囲の家族はこの機会にみんなまとめてしまうのもおすすめです。
ギガホで契約している場合
1回線 | 2回線 | 3回線 | |
割引額 | – | -500円 | -1,000円 |
割引適用後の金額 | 6,980円(税抜) | 6,480円(税抜) | 5,980円(税抜) |
ギガライトで契約している場合
1回線 | 2回線 | 3回線 | ||
割引額 | – | -500円 | -1,000円 | |
割引後の金額 | ステップ1/~1GB | 2,980円(税抜) | 2,480円(税抜) | 1,980円(税抜) |
ステップ2/~3GB | 3,980円(税抜) | 3,480円(税抜) | 2,980円(税抜) | |
ステップ3/~5GB | 4,980円(税抜) | 4,480円(税抜) | 3,980円(税抜) | |
ステップ/~7GB | 5,980円(税抜) | 5,480円(税抜) | 4,980円(税抜) |
音声1回線にドコモのデータプランを複数契約ができない
新料金プランでタブレットやWi-Fiルータを一緒に契約する場合、2台目プラスは廃止され代わりに「データプラス」に加入することになります。
データプラスは月額料金が1,000円(税抜)です。
データプラン1,700円(税抜)+SPモード300円(税抜)+シェアオプション500円(税抜)=2,500円(税抜)の2台目プラスに比べると、1,500円も安くなりました。
月額料金1,000円(税抜)でタブレットが持てるのはとても魅力的ですよね。でもメリットばかりではありません。
以前は音声回線1契約に対してタブレット・Wi-Fiルータの契約を複数行う場合、今まではシェアパックにシェアオプションでぶら下がる形で契約が維持できました。
しかし新料金プランでは音声回線とデータプラスは1対1の関係になり、音声回線1契約に対して複数のタブレット・Wi-Fiルータの契約をぶら下げることができなくなってしまったのです。
では、既にシェアパックで音声回線1契約とデータプランの契約を2回線、同一名義でお持ちの方が新料金プランに変更した場合はどうなるのでしょうか。
残念ですがデータプラン2回線のうち1回線は単独でギガホ、またはギガライトの契約に切り替える必要があります。
かけ放題は通話オプションとして選択
ギガホとギガライトはファミリーグループ以外と通話すると30秒20円(税抜)の通話料がかかります。
家族以外や他社にもよく電話する方、別途かけ放題を利用したい方は通話オプションを契約することをおすすめします。
通話なんてアプリを使えば大丈夫!なんて思っていても、ついつい長電話となれば自分だけではなく通話相手のデータ通信量も大幅に消費することになります。
通話オプションは不要となれば、やめることもできるので気軽に試してみてはいかがでしょうか。
5分通話無料オプション | かけ放題オプション |
月額700円(税抜) | 1,700円(税抜) |
ドコモ光のセット割が各回線適用に変更
現行のドコモ光のセット割は家族みんなでドコモを利用していても、光回線契約とペアとなる代表回線のパケットパックにしか割引が適用されませんでした。
auやSoftbankは各回線からの割引なのに対して、ドコモの代表回線のみの割引はお得感がなく、他社比較の際に一番突かれる部分でもありました。
しかし、新料金プランからは一変、ファミリー割引グループ内でギガホ・ギガライト契約回線に限り、それぞれの回線で割引が適用されることとなりました。
これは以前からドコモユーザーが望んでいた仕様変更です。ドコモ光検討中の方はギガホ・ギガライト提供開始に合わせて申し込んでみてはいかがでしょうか。
プラン | 割引金額/割引後月額料金 | |
ギガホ | -1,000円/4,980円(税抜) | |
ギガライト | ステップ1/~1GB | -/1,980円(税抜) |
ステップ2/~3GB | -500円/2,480円(税抜) | |
ステップ3/~5GB | -1,000円/2,980円(税抜) | |
ステップ4/~7GB | -1,000円/3,980円(税抜) |
※上記表は3回線以上の契約あり、ファミリー割引適用済の金額です。
もしギガホでの契約が3回線あった場合、それぞれの回線から-1,000円の割引なので合計で毎月3,000円も月額料金が安くなります。
▼ドコモ光が工事できない環境だけど、安くネットを使いたい方はこちらをご覧ください。
要確認!ドコモのギガホ・ギガライトへ変更時の注意点
ドコモのギガホ・ギガライトの魅力や特徴だけで判断はできません。今、ご自身がどのような契約をしているかによってすぐプラン変更するのはおすすめできない場合があります。
月々サポート・docomo withの割引終了
直近で新しい機種を購入したばかりの方は、機種購入にともない月々サポートが適用されている方がほとんどです。
機種を2年間利用することを前提に高額な機種代金の支払いをサポートする意味で、月額料金から一定額の割引を受けることができます。
また、docomo withは月々サポートとは異なり、2年以上経っても購入したdocomo with対象機種を使い続ける限りは毎月の月額料金から1,500円の割引を受けることができるサービスです。
しかしこの2点はドコモのギガホ・ギガライトにプラン変更をすると、それぞれの割引適用条件を満たさなくなるため割引が終了します。
もうそろそろで2年という方はまだしも、直近で機種変更したばかりの方はプラン変更することで損になる可能性が高いので注意しましょう。
端末購入サポートは解除料が発生
月々サポートやdocomo with同様、端末購入サポートも、ドコモのギガホ・ギガライトにプラン変更すると適用条件を満たさなくなるため割引解除となります。
端末購入サポートの場合、一括で機種代金から割引を行っているため、最低利用期間以内にプラン変更した場合、解除料金の支払いが発生します。
まとめ
ドコモの新料金プランギガホ・ギガライトが絶対お得とは正直なところ言い切れません。
現在の使用機種を購入してから2年以内の方は、変更時の注意点でご紹介したように、解除料や割引の終了で損になる可能性が大です。
もちろん、パターンによってはお得になる方も居ます。
ドコモ光を利用中、もしくはこれから新規設置を検討されている方はギガホとギガライトにすることで、今までのドコモ光のセット割より割引総額が増えお得に利用できます。
現在使用中のスマホが2年以上経っている方は、まずはご自身の利用に合わせて見積もりしてみましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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