インターネット回線の速さはプロバイダによって変わる!と思っている方が多いですが、実はどこのプロバイダ選んでも速度はほぼ変わりません。
ただネット上では「〇〇のプロバイダにしてから遅くなった」とか「プロバイダが重過ぎてカス」などのコメントをよくみかけますが、実際はプロバイダよりも回線に問題があることが多いです。
とはいえ、プロバイダが原因で回線速度に影響をもたらすこともあるのでその実例と対策方法を紹介します。また今お使いのネット回線が遅くプロバイダを変更しようか検討中の方に簡単にできる改善方法も紹介いたします。
もくじ
最速のインターネットプロバイダは存在しない
インターネットの速度は、プロバイダよりも回線が重要です。どんなに有能なプロバイダでもネット回線の最大値以上の速度を出すことはできません。
またフレッツ光の場合、下り最大1Gbpsとなっていますが、これはあくまでも理論値です。ですからこの値が出ないからといってプロバイダが悪いわけでもありません。
それとよく勘違いしている方がいますが、プロバイダの月額料金と速度にも何の関係性がないので安いから遅い!高いから速いというわけでもないのです。
プロバイダによって回線速度が速くなることはほぼないので最速を選ぶことはとても難しい事です。ただ、プロバイダが原因で回線の速度が低下することはあるのでそれについて説明します。
オプションのせいで遅くなっていることがある
プロバイダにはいくつものオプションがあり、それらが速度を低下させている原因になっていることが良くあります。その中でも一番多いのがプロバイダのセキュリティオプションに入っているケースです。
安全に安心してパソコンを利用するためセキュリティソフトをインストールしている方が多いと思います。実は、プロバイダにもそれに似たオプションがあり、両方利用しているとセキュリティ機能が2重になり速度が遅くなることがあります。
セキュリティオプションのほかにも速度を低下させる要因になるオプションがあるかもしれませんので、必要のないものは外すようにしましょう。
プロバイダ側の利用者が急激に増えたため
プロバイダの利用者が増えるとその分速度は低下します。夜にインターネットが遅くなるのも利用者が増えるのが原因です。
インターネットプロバイダを選ぶなら最速ではなく最良を選ぶべき
プロバイダによって速度が速くなることはありませんが、遅くなることはあります。またインターネットの回線は、地域や時間によって速度がかわってしまうものです。
周辺地域の方が同じ回線を使うだけでも遅くなることがあります。近所にマンションやアパートができたり、畑だった場所が住宅になったりすると、当然インターネット回線需要も増えます。
契約時はサクサクインターネットできたのに以前と比べて遅くなったときは利用者の増加によるものがほとんどです。
これが原因で速度が遅くなってしまったときは、プロバイダを変えてもほとんど意味がなくインターネット回線自体を変更しないと改善できません。
インターネットプロバイダを選ぶときは以下のことに注意してください。
インターネット回線の速度を計測しましょう
インターネット回線が遅いと感じたら、なぜ遅いのか原因を知ることが大切です。速度が遅いとプロバイダに原因があるのではないかと安易に疑ってしまいますが、回線側に問題があることもあります。
インターネットへ接続するときは、ネット回線からプロバイダを通ってインターネットに接続します。なのでウェブサイトなどの表示が遅いプロバイダ側に問題があると思ってしまう方が多いです。
本当にプロバイダに問題があるかどうか確認するために速度を計測することが大切です。
計測の方法は、2通りありフレッツ光などの回線だけの速度と回線からプロバイダに繋いだときの速度を測るのがポイントです。
回線だけの速度を計測する場合はこちらから⇨フレッツ光の速度計測
回線からプロバイダに繋いだときの速度を計測する場合はこちはから⇨BNRスピード計測
2つの速度を測って何がわかるかというと、プロバイダ介した時との速度の差です。この速度の差が大きいとプロバイダが原因で速度が低下している可能性がとても高いです。
逆に速度がそこまで変わらないとしたらネット回線自体が遅い可能性があります。
プロバイダの調子が悪いかもと感じたら下の記事にも記載しているようにプロバイダ名+口コミ、地域、評判などで検索して調べてみると同じような症状の方がいるかもしれません。
プロバイダ選びコツは安定感
安定感というのは、プロバイダにアクセスが集中してもインターネットへの接続が難なくできることを指します。
インターネットに接続するためには、ネット回線からプロバイダに接続しなければなりません。プロバイダは、インターネットへ接続するための通り道です。
なのでこのプロバイダが混雑するとインターネットへの接続がスムーズに行えずページが表示されるまで時間がかかるために遅い!重たいと感じてしまうわけです。
プロバイダの通り道が狭いと利用者が多い時間帯などはどうしても混雑してしまいます。ですがプロバイダの通り道が広ければあまり混雑することなくインターネットへ速く接続ができます。
つまり、プロバイダを選ぶときは、インターネットへの接続が安定的に行えるかどうかが大切になるわけです。
どこのプロバイダがおすすめなのか
結局どこのプロバイダが良いの?となりますが、一概に決めることができません。ネット回線が地域で速度の差がでるようにプロバイダにも地域での差があります。
2017年2月に発表されたRBB SPEED AWARD 2016では、通信速度測定サービス『RBB SPEED TEST(アールビービー スピードテスト)』を使って速度を計測しているユーザーの373万件のデータを集計し下りの速度の平均値が速いネット回線やプロバイダを表彰しています。
プロバイダ名 | 下り | 上り | 集計件数 |
---|---|---|---|
楽天ブロードバンド | 216.18Mbps | 93.56Mbps | 1,140件 |
IIJmio | 188.95Mbps | 419.22Mbps | 4,021件 |
もっとも下りの速度が速かったのは楽天ブロードバンドでその次がIIJmioになります。ただし、これらのプロバイダに変更したからといって必ずしも速度が速くなるわけではないので参考にして頂ければと思います。
速さを求めるならv6プラス対応のプロバイダにする
v6プラスとは、簡単にいうと混雑している回線網と違うルートでインターネットに接続するサービスです。インターネットの利用者が多くなる時間帯でも空いている道を使うのであまり影響を受けません。
どのくらいの速度がでるのか公式サイトで公開していました。
下り284Mbpsは、かなり速いです。これだけの速度が出ていれば動画を高画質で再生してもフリーズすることなく視聴できます。この画像では全国の平均速度ですが公式サイトでは全国各地の平均速度を公開しているの自分の住んでいる地域の速度も確認できます。
まとめ 最速を選ぶならインターネットプロバイダではなく回線が重要
上記で紹介したv6プラスなどは別ですが、その他のプロバイダはどこにしてもほぼ機能や性能はかわりません。もちろん住んでいる地域の利用者数などによって遅くなったりすることはありますが、基本的には同じです。
本当に速度を早くしたいのであれば、インターネット回線を変えることが一番の解決方法です。なぜならプロバイダを変更しても回線以上の速度がでないからです。
現在の主流は、フレッツ光の回線ですががそれに満足できないようであれば、au光やNURO光などに変えることを検討してみてはどうでしょうか。インターネット回線は、長く使っていればその分お得になるわけでもありません。
むしろ定期的に回線を変える方が、キャッシュバックやキャンペーンを受けれることができるのでおすすめです。
▶ あわせてどうぞ:おすすめの光回線7選と回線選びの基本まとめ
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