格安SIMへ乗換え前に知っておくべきキャリアとの違いまとめ

テレビのCMやいろいろな雑誌で特集をされている格安SIM。
ここ最近、格安SIMという言葉も認知されるだけでなく、実際に利用者も増えてきています。

格安SIMというだけあって「スマホ代が安くなる」「通信費を節約できる」と、安いイメージだけあって、サービスについてわからないという人も少なくありません。

そんな人のためにここでは、キャリアとの違いや格安SIMに関する基本的な知識について解説します。

格安SIMがよくわからない!という人に、ぜひ参考にして頂ければと思います。




格安SIMと大手キャリアの大きな違いは3つ

毎月のスマホ代を安くしたい人にとって格安SIMはとても魅力的です。

大手キャリアと比べると毎月の利用料金は、半額位まで抑えることができますし、あまりスマホを使わない人であれば3分の1以下にすることもできます。

ただ、安さだけに気を取られ、格安SIMに乗り換えた後「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまうことがあるので注意が必要です。
そうならないためにも格安SIMと大手キャリアの違いについて理解しておきましょう。

キャリアとは比べ物にならないほど格安SIMは安い

格安SIMが安い主な理由は、人件費と設備費のコストが低いからです。

キャリアとは違い店舗が少ないため人件費や家賃を抑えられます。
回線網はキャリアからレンタルしているので、レンタル料はかかりますが、新たに設備投資をする必要もなく、基地局の維持費もかからないので余計なコストがかかりません。

さらにキャリアと比べて、広告費も少ないため、格安SIMは、安い料金設定を実現できています。

最近では、格安SIMのCMも増えてきていますが、それでもキャリアと比べるとコストは半分以下です。

実際にキャリアから格安SIMに乗り換えると、プランにもよりますが毎月の支払い額は約半分ほどになります。

mineo ドコモ
音声SIM 3GB
1,600円/月
カケホーダイライト
1,700円/月
10分かけ放題
850円/月
ネット接続料
300円/月
データプラン3GB
4,000円/月
合計:2,450円/月 合計:6,000円/月

データ容量3GBのプランでmineoとドコモを比べると、毎月の支払い額は半分以下となります。

あまりスマホを使わない人であれば、1,000円台に抑えられるのも格安SIMの魅力です。

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安くなるメリットもありますが、デメリットもあるのできちんと把握しましょう。

次に格安SIMの最大のデメリットをご紹介します。

キャリアと同じ回線網でも品質はまったく違う

格安SIMの回線網は、キャリア(ドコモ、au、Softbank)からレンタルしているので通話エリアに関しては同じです。

品質まで同じかというと実はまったく異なります。
格安SIMがレンタルしているのは回線網の一部のみなので、通話品質と回線速度に関してはキャリアに遠く及びません。

ただ、通話に関してはそこまで支障はなく、普通に利用する分には何の影響もありません。

問題は回線の通信速度です。

キャリアの実速度が20Mbpsから50Mbpsとなっており、遅くても10Mbps前後はあります。

光回線が最大1Gbpsなので10Mbpsと聞くと若干遅い感じがしますが、インターネットの閲覧や動画の視聴、オンラインゲーム(アプリ)のプレイくらいであればストレスなくできるレベルです。

これが格安SIMだと、実速度が良くて10Mbps前後となり、お昼や夜間など人が集中してスマホを使う時間帯になると、1Mbps未満の速度になることがあります。

1Mbpsあれば、Youtubeの低画質なら閲覧できると言われていますが、実際はサイトにアクセスするにも時間がかかり、ほぼ使い物にならないと思った方が良いです。

回線速度が遅いのはちょっと困る…そんな人は、UQmobileやY!mobile、OCNモバイルなどのキャリアのグループ企業が提供している格安SIMにしましょう。

ちなみに上記の3社は、キャリアとほぼ変わらない速度なので通信速度をそのままに料金だけ安くしたい人に向いています。

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格安SIMにはSIMカードが3種類ある

キャリアとは違い格安SIMには、音声SIM、データSIM、データSIM(SMS)の3種類のSIMカードがあります。

キャリアのスマホと同じように使うには、音声SIMを選択しましょう。

データSIMはその名の通りデータ通信のみ行なえるSIMでタブレットやモバイルWi-Fiに適しています。
データSIM(SMS)は、データSIMにSMS機能をもったSIMカードになります。

格安SIMにする際、SIMの種類も重要ですが、サイズも大切です。

SIMには、nanoSIM、microSIM、標準SIMの3サイズあります。

スマホによって挿入できるSIMが異なるので、格安SIMを申し込む時にサイズを間違わないようにしましょう。

SIMは、返品できないので間違えてしまうと再度購入しなければならないので注意してください。

キャリアと違い格安SIMではできないことも沢山ある

音声SIMを契約すれば、キャリアのスマホと同じように使える!と思っている人も多いですが、まったく同じというわけではないです。

  • キャリアのアドレスが使えない
  • LINEの検索機能が使えない
  • 長時間の無料通話がない
  • 支払いがクレジットカードになる
  • 大容量プランが少ない

キャリアのメールアドレスで何か登録している場合は、乗り換え前に全て変更しなくてはならないのでちょっと面倒です。
メールアドレスを使いたい人は、Yahoo!やGoogleのフリーアドレスを取得する必要があります。

格安SIMに乗り換えをしてもアプリをそのまま引き継ぐことはできますが、LINEのみ一部機能が制限されてしまいます。無いと困るような機能でもありませんが、検索機能が使いたい人はLINEモバイルにすることをおすすめします。

▼ 格安SIMの中で唯一LINEの機能が制限なく使えます。

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それと、長時間の電話をする人は、格安SIMにすると却って料金が高くなることがあります。

キャリアでは24時間通話し放題のプランがありますが、格安SIMでは1回3分~10分の通話し放題のオプションしかないため長時間電話を利用する人には向いていないです。

通話をたくさんしたい人は無料通話アプリを使うことをおすすめします。

▼ 通話料金が0円で使いやすい無料通話アプリ。

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しかし、無料通話アプリの場合、通話料金はかかりませんが、データ通信量がかかるのと相手も同じアプリをインストールしていないと使えないというデメリットがあります。

格安SIMの支払い方法は、ほとんどがクレジットカードになります。
キャリアのようにコンビニ払いがなく、口座振替に対応している格安SIMも数社のみです。

口座振替できる格安SIM
UQmobile
楽天モバイル
Y!mobile

口座振替できる格安SIMは上記の3社となっています。

▼ 口座振替できる便利な格安SIM

クレジットカードなんて必要ない!口座振替が可能な格安sim

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格安SIMは、基本的にスマホをあまり使わない人に向けたサービスなので、データ通信量が多い人には不向きな面があります。

今でこそ30GBの大容量プランもありますが、サービスを提供している格安SIMは限られてしまいます。
しかも、大容量プランは、格安SIMでもそこまで安くないので、スマホ代を節約したい人にはあまり向いていません。

ただし、特定のアプリ(動画、SNSなど)などで多くデータ通信量を消費する人は、カウントフリー(パケット消費なし)の格安SIMがおすすめです。

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まとめ 大手キャリアと格安SIMの違いを知って後悔のない乗り換えを

格安SIMを利用する人は徐々に増えていますが、大手キャリアとの違いをきちんと把握しておきましょう。

「やっぱり乗り換えしなきゃよかった」と後悔するのは避けたいですよね。

大手キャリアと格安SIMの主な違いは、料金と品質です。

  • 格安SIM…料金は安いが品質とサービスはあまり良くない
  • 大手キャリア…料金は高いが品質やサービスは良い

格安SIMは、品質とサービス面で不便さもありますが、それ以上に安さがとても魅力的です。

とはいえ大手キャリアからいきなり格安SIMに乗り換えは不安…と感じる人も少なくないですよね。
そんな人におすすめなのが、nuroモバイルのお試しプランです。

最低利用期間や契約縛りもないので、すぐにやめても解約手数料がかかりません。また、月額1,000円と気軽に試せるので格安SIMがどういうものかわかるプランとなっています。

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ただ、通信速度は絶対に速くないと無理!長電話するから24時間かけ放題プランは外せない!このような人には格安SIMは向いていないので乗り換えはおすすめできません。

キャリアのように2年縛りはありませんが、格安SIMにも最低利用期間が設定されているため、1年未満の契約解除には違約金が発生します。

乗り換えを考えている人は、キャリアと格安SIMの違いをきちんと理解することが大切です。

かんきち

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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