「Apple Arcade」を皆さんご存知でしょうか。Appleから新しくリリースされたコンピューターゲームサブスクリプションサービスです。
Apple Arcadeとは一体何ができるのかイマイチ頭にピンと来ないという方にここで詳しくご紹介します。Apple製品をお持ちの方、ゲームが好きな方もぜひご覧ください。
もくじ
2019年9月リリースの「Apple Arcade」の特徴
2019年9月20日、iPhoneの新モデルの発売とともにリリースされた話題の「Apple Arcade」ですが、イマイチ魅力がわからない。
お金がかかるのなら気軽に始めにくいかもと思われている方もいらっしゃいますよね。
まずは「Apple Arcade」の魅力を感じる特徴的な部分を整理していきましょう。
世界で初めてのゲームサブスクリプションサービス
「Apple Arcade」は世界で初めての”ゲームサブスクリプションサービス”として、日本を含む世界150ヵ国以上で提供されています。
そもそも”ゲームサブスクリプションサービス”って何なんだと思いますよね。
ゲームサブスクリプションサービスとはずばり「定額制」のことを指します。
物やサービスに対して直接代金を支払うのではなく、物やサービスを利用できる期間に代金を支払うことが”ゲームサブスクリプションサービス”なんです。
つまり、Apple Arcadeは定額制で遊び放題なゲームサービスなのです。
月額利用600円で楽しめる
定額制のApple Arcadeの月額利用料は600円です。現在すでに100以上のゲームタイトルが配信されており、今後も続々と増える予定です。
さらに参加企業に「CAPCOM」「スクエアエニックス」「バンダイナムコ」など大手有名ゲーム会社も名を連ねています。
月額利用料600円で有名企業が参加する100以上のゲームが遊び放題なのは決して高い金額ではないと思います。
年間でも7,200円です。プレステや任天堂Switchなどのハードゲームのソフトであれば1、2本で7,000円程はかかるので、それを考えるとお得ではないでしょうか。
オフラインプレイ可能でデータ通信容量気にせず楽しめる
スマホやタブレットでゲームをやり込む方が一番気にするのはデータ通信容量ですよね。
最近のゲームは特に常にオンラインに繋いでいる必要があったり、ゲームによっては度重なるデータ更新で月末あたりに通信制限かかる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも実はApple Arcadeは多くのゲームアプリで採用している”ストリーミングサービス”ではなく、”ダウンロードタイプ”のためオフラインでプレイが可能です。
もちろんダウンロードの際にはデータ通信が必要となりますので、自宅等のWi-Fi環境下で気になるタイトルはまとめてダウンロードしておけば問題ありません。
また、現状は広告配信やトラッキングは実施しないとのことなので、基本的にはデータ通信容量を気にすることなく遊べます。
▼実は自宅にWi-Fi環境がなくてやっぱりデータ通信容量が不安という方はこちらもおすすめです。
iPhoneで始めたゲームの続きをiPadやMacでもプレイできる
iPhoneで遊んでいたゲームをiPadでもプレイしたい場合、今までは個別にゲームアプリのダウンロードが必要で、プレイデータは共有できませんでした。
しかしApple ArcadeならiPhoneで始めたゲームの続きを他のAppleデバイスでプレイすることが可能です。
利用したい全てのデバイスで、同じ「iCloud」「Game Center」のアカウントでサインインしましょう。たったそれだけで、デバイスを切り替えても続きからプレイできます。
▼複数Appleデバイスをお持ちの方はこちらもぜひご覧ください。
ワイヤレスゲームコントローラーを接続してプレイ可能
ゲームによっては、通常のハードゲームと同じくコントローラーでプレイした方がやりやすいだろうなと感じることありますよね。
なんとApple Arcadeではワイヤレスゲームコントローラーを接続してプレイすることが可能です。
全てのワイヤレスゲームコントローラーが対応しているわけではありません。現状下記製品のみとなります。
- Xbox ワイヤレスコントローラ (Bluetooth 対応モデル 1708)
- PlayStation DUALSHOCK®4 ワイヤレスコントローラ
- MFi (Made for iOS) Bluetoothコントローラの一部対応できる可能性あり
Appleデバイス側も条件があり「iOS 13/iPadOS 13/tvOS 13/macOS Catalina」アップデートされている必要があります。
また、全てのゲームがワイヤレスゲームコントローラーが使えるわけではありません。ゲームの紹介ページに「コントローラーアイコン」が表示されているものに限り使用できます。
家族6人までアクセスできてプライバシーもしっかり守る
ファミリー共有の設定を行っていれば、Apple Arcadeを最大6人で使うことができます。
6人で一緒に使っていても、それぞれのプレイデータは見ることができないのでプライバシーもしっかり守ってくれます。
ファミリー共有は、App Storeで購入したアプリや書籍、音楽や映画などを最大6人の家族で共有することができるサービスです。
ファミリー共有を設定する場合、特にApple IDを共有する必要はありません。家族それぞれのApple IDでファミリー共有に設定可能です。
遊ぶ前に「Apple Arcade」の注意点を確認
対応デバイスと条件
対応デバイスは下記の通りです。
デバイス | OS |
Mac | macOS Catalina |
Apple TV | tvOS 13 |
iPhone | iOS 13 |
iPad | iPadOS |
上記OSでない方はアップデートが必要です。またApple Arcadeを利用するにあたりApple IDにクレジットカード登録がない方は登録を行いましょう。
Apple Arcadeの月額利用料金はクレジットカードで決済されます。
▼実はこれからiPhone新モデル買うんですという方はこちらもおすすめです。
ゲームごとにアプリダウンロードは必要か
Apple Arcadeはオフラインでプレイ可能なゲームサービスのため、ゲームデータをデバイス本体にダウンロードすることになります。
しかし、個別にアプリが用意されているわけではなく、全ての窓口はApple Arcadeとなっているためあくまでもダウンロードするのはゲームデータのみです。
100タイトルダウンロードしてもアイコンはApple Arcadeのみなので、ホーム画面がごちゃごちゃするようなことはありません。
Apple Arcadeを解約した場合
Apple Arcadeは自動更新なので、解約したい場合は必ず解約手続きが必要です。また、解約をした場合いくつか注意すべき点があります。
- トライアル期間中の解約は直後に利用できなくなる
- 解約してもダウンロードしたゲームは本体に残ったままなので削除が必要
- 解約後期間が経過し過ぎると一部データは残っていない可能性あり
通常解約した場合次回の請求締め日まではそのまま利用することができますが、トライアル期間中に解約した場合は直後から利用できなくなります。
また、必ずトライアル期間中に解約したいという方は、期間終了日の24時間前までには解約を行ってください。
解約するとダウンロードしたゲームはもちろんプレイできません。しかしゲームデータはデバイス本体に残ったままになります。
容量を圧迫したままになりますので、不要なデータは解約後に削除しておきましょう。ただし削除すると再登録した時に続きからゲームをプレイできませんのでご注意ください。
解約してもデータを削除しなければ、再登録時に続きからプレイできるわけですが、あまりにも期間が経過し過ぎると一部データが残っていない可能性があります。
気になる利用者からの評判
実際にApple Arcadeで遊んでいる方の評判も気になるところです。いくつか利用者の声をピックアップしました。
AppleArcadeにあるバリアスデイライフをお試しで触ってみたんだけどとても楽しい!これで月600円なら安いのではなかろうか。他にもたくさんゲームあるし、月額制にすることでゲームへの支援もできるし。
— ほしのは盾をプレイ中 (@hosinoido) October 12, 2019
ゲームソフト・アプリ1本に対して課金するのは正直、余程評判のゲームでない限り気軽にはできませんよね。
Apple Arcadeなら100タイトル以上もあるので、好みのゲームに出会うことができる可能性がありますし、気軽に色んなゲームで遊ぶことができるのでお得に感じる方も多いようです。
個人的には自分の好きなひとつのゲームを極めたいタイプなので、正直複数タイトルをプレイできる旨みは微妙。それにApplearcadeやってみたけど無料アプリとなにが違うか分からんかった。むしろそっちのがユーザーも盛り上がってて楽しい。これからどうやって盛り返してくのかな。
— アンカー #20卒化学メーカー (@anchorchem) November 24, 2019
好みの差もあるかもしれませんが、いろんなものを気軽に楽しみたい方に利点はあっても、お気に入りのゲーム1本をひたすらプレイする方には月額600円は安くないかもしれません。
iOSの買い切りゲームは4~5年経つとアップデートしなくなって遊べなくなるから最近は買う気が無くなってたけど、AppleArcadeはそこを満たすには丁度良いかも。
— 部長 (@linebutyou) November 19, 2019
これは盲点でしたが、確かに大きなメリットですよね。アプリは開発者がどこまでサポートを続けてくれるかによりますので、OSが新しくなった時に使えなくなる可能性があります。
Apple Arcadeなら万が一プレイしていたゲームのサポートが終了しても、新たな好みのゲームを気軽に探せますし気持ち的なリスクは分散されやすいのではないでしょうか。
▼最近各SNSで話題になったゲームアプリと言えば「ドラクエウォーク」こちらもぜひチェックしてみてください。
ラインナップをチェック「Apple Arcade」おすすめゲーム
ここでは現在配信されているおすすめのゲームタイトルをご紹介します。
「Stela」
もともとPC・XBOX Oneに向けて販売されていたゲームです。
謎に包まれた古代の世界の最後の数日間を、ひとりの女性がいろんな困難や挑戦、謎の生物の襲来などを乗り越えていくシネマティックアドベンチャーです。
世界観が美しく、ただ彷徨ってゲームの中の世界を眺めるだけでもおすすめです。
「深世海 Into the Depths」
CAPCOMからのApple Arcade専用の完全新規タイトルです。
人類最後の生き残りである主人公が、深海世界を探検する、潜水探検アクションゲームです。
こちらのゲームも世界観が美しく、臨場感のある”水中”サウンドが魅力で、リアルな水中探検を感じることができます。
ぜひゲームをプレイする際には、イヤホンもしくはヘッドフォンをセットしてプレイしましょう。
「Projection: First Light」
神話の神絵人形の世界で生きている女の子の冒険物語です。
冒険の中でパズル要素もありますが、決して難しいものではないので大人から子供まで楽しめる内容になっています。
独特な世界観でビジュアルとアンティークの楽器が奏でる優美な音楽にどっぷり浸かることができます。
ゲームタイトルは続々と追加予定「Apple Arcade」の今後に期待大
Apple Arcadeはまだまだ始まったばかりのサービスです。現在配信されているゲームタイトルだけでも100本以上。また有名なゲームも配信されていています。
ちなみにトライアルは無料で利用できます。とりあえずトライアル期間だけでも試してみる価値はあるのではないでしょうか。
早速トライアルを利用したい方はこちら:Apple arcade
また今後も続々とリリースされるゲームにも注目です。
▼Appleには毎度新たなサービスに驚かされますが、既に定番のApple Payについて今更聞けないという方はこちらもぜひ。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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