機種変更すると前に使っていたiPhoneは不要になります。ですが、下取りに出したところで買ったときの数分の1の金額ですし、思い入れとかあってなかなか手放せない方も多いですよね。
そんな時は子供用のスマホとして再利用するのも一つの方法です。
2年以上前のiPhoneであっても今発売されている格安スマホより、高性能ですし高機能なので充分使えます。
iPhoneXやiPhone8が主流の今でも2012年に発売されたiPhone5の人気はまだまだ健在です。それに格安SIMを利用すれば、月額1,000円台からスマホとしても使うことができるようになるので子供用としてはぴったりです。
とはいえ、子供にiPhoneをそのまま持たせるのは危険です。気軽にインターネットに繋げられるためアダルトサイトや出会い系サイトが観れたり、SNSを通じて顔の見えない相手と連絡を取り合ったり、アプリに課金するなどの危険性もあります。
こうした危険を回避するためにも子供に持たせるiPhoneの管理は必須です。
この記事では、使わなくなったお下がりのiPhoneを子供用のスマホとして低料金で再利用する方法と、安全に使うための設定についてかわかりやすく解説します。
もくじ
格安SIMでお下がりのiPhoneも子供用のスマホとして使える
お下がりのiPhoneで端末代がかからないとしてもドコモやau、ソフトバンクを使うとなると月額利用料金は最低でも6,000円ほどかかります。
子供に持たせるスマホで6,000円はちょっと高いですよね?
格安SIMであれば、3大キャリアの約3分の1~半額以下で利用できますし、通話とちょっとしたインターネットであれば1,000円台から始められます。
『格安SIMだと万が一のとき通話できるか心配!』
と不安がる方もいますが、格安SIMは3大キャリアと全く同じ回線網を使っているので通話に関して何の心配もないです。
デメリットといれば、データ通信(インターネット通信)に関しては速度が若干遅いことくらいです。ですが、メールの送受信程度あれば問題ないです。
最近の格安SIMは以前と比べて速度も安定しているので3大キャリアのスマホと遜色なく使えるようになっています。
ただし、格安SIMであればどこでも良いわけではないので気を付けてください。
- ドコモ➡ドコモ回線の格安SIM
- au➡au回線の格安SIM
- ソフトバンク➡ソフトバンク回線の格安SIM
SIMフリーのiPhoneであればどこの格安SIMでも問題ないですが、3大キャリアで購入した端末については、SIMロックの解除をしないと他のキャリアの回線を使えないです。
▶ 参考:simロック解除とは?という方のためにどこよりも簡単に解説
iPhoneによってはSIMロックを解除しても他の回線が使えないことがあります。なので今まで使っていた回線と同じ格安SIMを選択しましょう。
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マイネオについてもっと詳しく知りたい方は下記からどうぞ!
▶ 参考:人気の格安simマイネオに変えて気付いたメリット・デメリット
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- 月額たったの1,400円で使える
- エンタメフリーオプションで動画見放題
- かけ放題プランなどオプションが豊富
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- 1,200円から利用できる
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LINEモバイルについてもっと知りたい!という方はこちらの記事もどうぞ!
▶ 参考:ソフトバンクのスマホが高いと感じたらLINEモバイルにすべき
お下がりのiPhoneを子供用にするときはまず初期化
子供に持たせるiPhoneは、必ず初期化しましょう。
iPhoneにさまざまなデータが残っています。
- メール
- 連絡先
- 写真や動画
- アプリ(SNSやゲーム)
- ブラウザの履歴
- パスワード
このようにデータの宝庫です。
そのまま渡すとメールの中身や写真などのデータを見られるだけでなく、アプリに課金したり、ネット口座を悪用するなどの危険性が高まります。
『うちの子はそんなことしない』
と思っていても、子供の友達が勝手にiPhoneを操作することもあり得ます。
またうっかり落としてしまうこともあるのでデータが流出しないためにも初期化は必ず行ってください。
リセットする前にデータが保管してあるかチェック
iPhoneのリセットは簡単です。
【設定】➡【一般】➡【リセット】➡【すべてのコンテンツと設定を消去】の順で進むだけです。
ただし、古いiPhoneに必要なデータがあればバックアップを取っておきましょう。
子供の用のAppleIDを取得する
iPhoneには子供用のAppleIDがあります。
これを取得すれば、アプリのダウンロードやiTunes Storeでの買い物ができなくなります。
子供用のAppleIDの取得方法は、【設定】➡【ユーザ名】➡【ファミリー共有】➡【ファミリメンバーを追加】➡【お子様用アカウントを作成】から行えます。
詳しい手続き方法はこちら➡ファミリー共有とお子様用の Apple ID
子供用のAppleIDの作成が終わったら「承認と購入のリクエスト」をオンにしましょう。オンにしておくとアプリの購入の際保護者の承認が必要になりますが、オフになっていると子供が勝手に購入できてしまいます。
子供が使う時は安全のためにお下がりのiPhoneの設定を変更する
子供がスマホを利用する上で危険なのが、有害サイト(アダルトサイトや出会い系、闇サイトなど)を閲覧することです。
また、未成年者のスマホトラブルで最も多いのがSNS上でのやり取りです。TwitterなどのSNSで見知らぬ人とコンタクトが取れてしまうので子供を守るためにもある程度の管理と規制は大切です。
iPhoneでは有害なサイトの閲覧を阻止できたり、アプリにも制限がかけられるのでご紹介します。
アプリのインストールや起動の制限は必須
ペアレンタルコントロールで子供が使用するiPhoneのアプリや機能を制限することができます。
設定方法は、【設定】➡【一般】➡【機能制限】➡【機能制限を設定】から行えます。
【機能制限を設定】をタップするとパスコードの設定を行えます。このパスコードは機能設定の変更や解除の際に必要になるものですからiPhoneを使うお子様には知られないように管理してください。
その後に機能制限から制限したいアプリをオフにするだけです。
『アプリは使っても良いけど課金させたくない』
という時は、アプリに課金しないよう制限もできます。
- iTunes Store
- ミュージックのプロフィールと投稿
- iBooks Store
- Podcast
- News
- インストール
- App の削除
- App 内課金
上記の項目を機能制限からオフにしておくとアプリ内での課金を制限できます。
子供に見せたくないサイトなどはフィルタリング設定
スマホを子供に持たせるうえで心配なのが有害サイト(出会い系やアダルトサイト、闇サイト)の閲覧です。
iPhoneではsafariブラウザやAppでアダルトな内容が含まれるコンテンツへのアクセスを防ぐことができます。
設定方法は、【設定】➡【一般】➡【機能制限】➡【Webサイト】の順にタップすると、下記のように選択オプションが表示されます。
- すべての Web サイト
- アダルトコンテンツを制限
- 指定した Web サイトのみ
【アダルトコンテンツを制限】を選ぶと、iPhoneがアダルトな内容と判断したコンテンツへのアクセスが一切できなくなります。
また、特定のWebサイトの閲覧を防ぐことも機能制限から行えます。
子供を有害サイトから守るためにもお下がりのiPhoneを再利用する時は必ず機能制限をしましょう。
スクリーンタイムを使って利用制限しよう
スクリーンタイムを活用することで、子どもが使うiPhoneの使用を制限することができます。
ペアレンタルコントロールといわれる機能で、Siriによる検索制限、iTuneやAppStoreの制限、Webコンテンツのアクセス制限など、子どもが使うiPhoneを遠隔で管理できます。
詳しくはこちらの記事をどうぞ
一番大切なのはスマホの正しい使い方を教えること
子供にiPhoneを持たせるうえで一番大切なことは間違った使い方をさせないことです。
SNS上でのいじめ問題やスマホ依存など子供がスマホを利用することでの危険性はたくさんあります。
寝る前にスマホをいじらせない、電話や連絡のためにしか使わせない、LINEやSNSの機能を制限するなど、ご家庭でルールを決めて使うようにしましょう。
まとめ お下がりのiPhoneは格安SIMで子供用のスマホとして再利用しよう
iPhoneは毎年新しい機種が発売され話題となっていますが、古い機種でも子供用として利用するのであればまったく問題ありません。
古いiPhoneを子供用にする手順は、これまで使っていたキャリアと同じ回線の格安SIMを選ぶことです。
- ドコモ➡ドコモ回線
- au➡au回線
- ソフトバンク➡ソフトバンク回線
※SIMフリーのiPhoneであればどこの格安SIMでも大丈夫です。
格安SIMを決めたらiPhoneの初期化の機能制限を設定しましょう。スマホを介してネット犯罪に巻き込まれる被害児童の人数は年々増加傾向にあります。
子供をネット犯罪から守るためにもフィルタリング機能の設定は欠かすことなく行ってください。
また、子供が加害者になることもあります。ネット上での悪口やいじめ、悪ふざけなどの延長で安易な行動が犯罪になることもあります。
そうならないためにも子供にスマホを持たせる際には家庭内でルールを明確に決めることも大切です。
子供用におすすめの格安スマホはこちらをどうぞ。
▶ 参考:子供にスマホを持たせるなら大手キャリアよりも格安スマホ!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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