
これ、なんだか気持ち悪いですよね。
知り合いであっても、他人に自宅のネット回線を使ってもらうべきではないです。

ついついやってしまいがちなこの行動。
誰にも知られず無料でインターネットが使えるムフフ…と思うかも知れませんが、実はリスクがいっぱいです。
今回は、このネット回線のタダ乗りについて使われる側のリスクと使う側のリスクの両面から解説をしておきます。
スマホの高性能化が進んで、誰でも手元で簡単にインターネットに接続できる時代になりました。
気軽に使える分、きちんと知っておいた方が良いこともたくさんあるので、この機会に正しい知識を頭のかたすみに入れておきましょう。
もくじ
ネット回線のタダ乗りをされた時の危険性
まずは、知らず知らずのうちに自宅のネット回線を他人が使っていた時の危険性から見ていきましょう。
セキュリティ対策をしないまま放置していると、自分の知らないところで犯罪に巻き込まれてしまうこともあるかも知れません。
タダ乗りそのものは今の時点で犯罪ではない
まず、ネット回線のタダ乗りそのものは、現時点では犯罪ではありません。
タダ乗りをした回線で、悪意のある行動(個人情報を閲覧したり、データを盗んだり)をしたら犯罪になります。
もしかしたら、今後は法改正でタダ乗りそのものが違法なことに認定されるかも知れませんが、いまはグレーな部分。
だからこそ、自分で自分の身を守らないといけないのです。
電波法第109条の2
暗号通信の秘密を漏らしたり、盗んだりすると、一年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。
このような法律がありますが、2017年4月の裁判ではWi-Fiに無断接続をしたとして訴えられた被告が無罪になっています。
参考1:電気通信振興会 電波法第109条の2
参考2:エレコム公式 無線LANの基礎知識
誰でも接続できる状態にしておけば個人情報が筒抜け
パスワードを設定しない、またはセキュリティ性能の低いパスワードを使っていれば、個人情報は筒抜けになってしまいます。
- インターネットの閲覧履歴
- 入力情報(住所やクレジットカード情報など)
これらの情報が他人に悪用される可能性が出てきます。
さらに、パソコンを遠隔操作されてしまったり、悪意のあるウイルスに感染させられてしまう可能性も高いです。
パスワードを設定する際に、規格の1つである「WEP」というタイプのものは古くセキュリティ性能が弱いので、パスワードを設定していないのと変わらないと言われています。
現在安全と言われているパスワードの規格は「WPA-PSK」や「WPA2-PSK」と呼ばれるタイプのものです。
1番の対策法はセキュリティの高いパスワードを設定すること
つまり、自分で出来る安全対策とは、上記で紹介した安全な暗号化(パスワード)を設定することです。
そういうのって専門的な技術がないと難しいんじゃないの?
こう感じるかも知れませんが、そんなことはなく誰でも簡単に設定できます。
1番オススメなのは、安全なパスワード設定に対応したルーターを自宅のネット回線につなげる方法。
Amazonで5,000円程度で売っているのでコスパも良いです。
自宅のFireTV Stickがしばしば通信切れを起こすので、週末にかっとなって無線ルーターを新しく買ってきた結果、5GHz帯で気持ちよくつながるようになって大変快適なプライムビデオ生活が訪れた
— のーく (@NorkP) 2016年9月20日
安全なルーターを使ってWi-Fiにパスワードをかければ、そのパスワードを第三者に教えない限りは安全にインターネットを楽しめます。
家が広かったり、ルーターと自分の部屋までに障害物が多くてWi-Fiの調子が悪いという場合は、GoogleWiFiなどのメッシュネットワーク対応のルーターもオススメです。
▼メッシュネットワークって?となったらこちらを
5秒でタダ乗りを発見するスマホアプリ「Fing」
自宅のWi-Fiに第三者が接続しているかどうかを簡単に調べられるスマホアプリが「Fing(無料)」です。
スマホにインストールして、自宅のWi-Fiにスマホを接続した状態で起動をすると、それだけで同じネットワークの中にある接続中の端末を表示してくれます。
簡単に扱えるので、タダ乗りされているかも?と不安になったら使ってみてください。
ネット回線のタダ乗りをする側の危険性
お次はタダ乗りをする側の危険性について。
カギなしのWi-Fiを見つけたからと言って、安易に接続してしまうとデメリットの方が多い可能性がありますよ。
利用方法によっては犯罪になり得る
これは、先にも紹介した通り「電波法」のことです。
他人のWi-Fiに接続をして、データを盗み見たりすると犯罪になります。
「そんな事はしないでただネットやゲームをするだけ!」
……という場合でも、ネット回線の契約者に特定されて訴えられれば、お金と時間をムダに浪費することになります。
果たしてそこまでしてタダ乗りする価値があるのか?
もう一度考えてみましょう。
そのWi-Fiが安全なものとは限らない
街中でたくさん飛んでいるWi-Fiの中には、パスワードのカギがかかっていないものや、安全性が万全ではないWEPのWi-Fiが数多く存在しています。
そういった俗に言う「野良Wi-Fi」は、悪いことを考えている人の罠である可能性も高いです。
接続をしたスマホにウイルスを仕掛けられて、個人情報を抜きとられたり、遠隔操作や盗撮、盗聴に使われたり。
まさか自分がそんな事になるはずない!と思っている人ほど、知らない間に恐ろしいことになっているかもしれません。
スマホやパソコンの中には重要な個人情報や、人に見せられたないような情報がたくさん入っていますよね。
自分の情報を守るためにも、タダ乗りでリスクを冒すようなことは避けましょう。
▼フリーWi-Fiを使うことのリスクに関してまとめています。
インターネットにタダで接続できる以上にデメリットがたくさん
「月額を支払わずにネットができる」
「ギガ数を節約してスマホ代が安くなる」
タダ乗りをする時には、これらのメリットが頭に浮かびそうなものですが、実はリスクの方がずっとずっと多いのです。
毎月の支払いを節約したい気持ちは誰にでもありますが、その数千円のために自分の個人情報を危険にさらすのは間違っています。
自分が使いたいサービスのためには、適性な料金を支払う。
これが大人としてのマナーであり、自分を守ることにもつながります。
どうしてもタダが良いならフリーWi-Fiスポットを活用する
どうしても無料でWi-Fiを使わなくてはいけないシーンがあるのなら、安全なフリーWi-Fiスポットを利用してください。
セキュリティのしっかりしたWi-Fiスポットを利用すれば、野良Wi-Fiを使う時のようなリスクは回避できます。
上記関連記事内にも記載がありますが、信頼できるフリーWi-Fiスポットを選んだからと言っても、自分が契約したWi-Fiでない限りは銀行の支払い情報やクレジットカード情報を入力してはいけません。
大切な個人情報を入力する時には、スマホのキャリア電波や自宅のWi-Fi、自分のWi-Fiルーターを利用するようにしてください。
▼ネットカフェなどのWi-Fi利用もご注意ください。
ネット回線のタダ乗りを「しない・されない」ためのオススメ対策
タダ乗りは、する方もされる方も危険がいっぱいです。
その危険を回避するには、自分でどうにかするのが1番確実です。
何度も言うように、自分の身は自分で守りましょう!
月間3,000円~5,000円で毎日の便利を手に入れる
つまり、自分でネット回線を契約するということ。
持ち運びできるWi-Fiルーターなら月3,000円~4,000円程度、自宅の光回線なら5,000円ほどで契約できます。
人それぞれ、インターネットの使い方が違うので1番オススメな回線がどれなのかは変わってきますが、以下の記事で診断してもらえれば分かりやすいと思います。
簡単なネット回線の選び方から、安く契約できるキャンペーンまでまとめてありますので、あなたの生活に適した回線を見つけるためにご活用ください。
高度なセキュリティ対策済みのWi-Fiルーターを導入する

自宅のネット回線に繋げるルーターを選ぶときに大切なのは
- 最新のセキュリティ規格に対応しているかどうか
- 最新のWi-Fi規格に対応しているかどうか
この2つです。
新しいWi-Fi規格に対応していれば、サクサク速くインターネットに接続できるようになります。
上記のBUFFALO製のルーターは、最新のiPhoneやAndroid端末、任天堂SwitchやPS4などのゲーム機も問題なく接続できる上、3階建てくらいの建物までは全体にWi-Fiの電波を行き渡らせることができるのでオススメです。
▼パソコン側がWi-Fiの最新規格に対応していない時には、別売りのアンテナ(無線LAN子機)が便利です。
タダより高いものはない?!リスクのあるタダ乗りより安全なネット利用を
タダ乗りは使う方も使われる方も危険が伴います。
使う側は「無断で人のWi-Fiに接続しない」と心に決めれば良いだけですが、使われる側はパスワード設定などの対策が必要です。
面倒くさそう……と後回しにしているうちに、いつの間にか自分の大切な情報が盗み見されていたり、勝手に自宅のWi-Fiを使われて掲示板などに書きこみがされていたらと思うと恐ろしいです。
実際に、無断でWi-Fiを使われて「犯行予告」をされていて警察沙汰になったなんてケースもあるくらいです。
時間もお金もそれほどかかりませんので、タダ乗りに関する危険性を理解して、早めの対策をするように心がけてください。