格安SIMと言えば、大手キャリアよりも安く利用できることで幅広い世代に人気があります。
多くのメリットがある反面、格安SIMには大手のキャリアではないデメリットもあります。ここでは格安SIMにして後悔しないためにデメリットと解決方法についてご紹介します。
もくじ
格安SIMにして後悔しないために知っておきたいデメリット
格安SIMに手を出した自分に後悔。
なんだかんだで高くつくし、不安定。
やっぱりキャリアが安定してる。
楽天はどうなんだろう🤨— KENTARO@PON’S (@wriver24) 2017年12月22日
大手キャリアから格安SIMにすることで利用料金が毎月3分の1~半分近くに抑えられますが、その分多くのデメリットがあります。
格安SIMに乗り換えたあとに「格安SIMにしなきゃよかった…。」とならないようにデメリットを知っておきましょう。
データ通信速度が遅い
格安SIMは、大手キャリアの回線を借りてサービスを提供しているので通話品質は同じですが通信速度は違います。
同じ回線とはいえ、ドコモやauなどの大手キャリアと比べると割り当てられる帯域が狭いので通信速度はどうしても遅くなります。
Youtubeなどの動画コンテンツやオンラインゲーム、アプリなど問題なく利用することはできますが、回線が混雑する時間帯のお昼や夕方以降は極端に速度は低下します。
そのためデータ通信をメインに利用している方にとっては格安SIMは向いていません。
支払い方法がクレジットカード払い
格安SIMの支払い方法のほとんどがクレジットカード払いです。大手キャリアのようにコンビニ払いはなく、口座に付随しているデビットカードでの支払いもできないところが多いです。
なので格安SIMにするためにはクレジットカードが必要です。
クレジットカードが作れない!現金主義なのでカードを作りたくない!という方は口座振替を行っている格安SIMもあるのでそちらを利用しましょう。
▶ あわせてどうぞ:クレジットカードなんて必要ない!口座振替が可能な格安sim
ただ、口座振替にすると手数料で毎月100円かかることもあるので安く利用したいのであればクレジットカードを用意しておきましょう。
店舗数が少ない
大手キャリアだと駅前やショッピングモールの中など色々なところに店舗がありますが、格安SIMの場合店舗は数えられるほどしかないです。
なのでサポート面において不安を持つ方が少なくありません。
ただ、イオンが提供しているイオンモバイルは全国のイオンが店舗として利用できますし、Yahoo!が提供しているY!mobileは全国に1000店舗展開しているのでサポートに不安がある方は店舗数が多い格安SIMを選ぶようにしましょう。
仕組みや手続きがちょっと面倒
大手キャリアから格安SIMに乗り換える際の手続きがちょっと面倒です。
- 格安SIMのプランを決める
- 利用する端末を決める
- 使用中の番号を引き継ぐ場合MNP手続き
- SIMカードを選ぶ
大手キャリアで利用していた端末をそのまま利用する際は、SIMロックの解除が必要な場合があります。
SIMロック解除が不要なケース
- ドコモ⇒ドコモ回線の格安SIM
- au⇒au回線の格安SIM
- ソフトバンク⇒ソフトバンク回線の格安SIM
SIMロック解除が必要なケース
- ドコモ⇒au回線orソフトバンク回線の格安SIM
- au⇒ドコモ回線orソフトバンク回線の格安SIM
- ソフトバンク⇒ドコモ回線orau回線の格安SIM
SIMロック解除が必要なときはこちらをご覧ください。
今利用中の番号をそのまま引き継いで利用する場合は、こちらを参考にしてください。
ドコモ回線からau回線の格安SIMを利用する際にSIMロックを解除しても端末によっては利用できないことがあるのでご注意ください。
キャリアメールが利用できない
~@docomo.ne.jpなどのキャリアのメールが利用できなくなります。格安SIMでは、メールアドレスが付与されないのでGmailやYahoo!メールなどのフリーメールを取得しましょう。
また乗り換える際は、これまでキャリアメールで登録していたサイトなどフリーメールに切り替えを行っておきましょう。
アプリの機能が一部利用できない
格安SIMでは、LINEなど検索機能が使えなかったり他のアプリでも機能の一部が利用できないことがあります。
▶ あわせてどうぞ:格安simに乗り換えした時に知っておきたいLINEの設定と手順
初期設定は自分で行う必要がある
大手キャリアでスマホを契約すると初期設定や通話テストまですべて行ってくれますが、格安SIMはすべて自分で行う必要があります。
ただ、初期設定といってもそこまで大変なことではないです。SIMカードと一緒に送られてくる説明通りに行なえばだれでも簡単に初期設定できます。
iPhoneのテザリング機能が利用できないことがある
iPhoneのテザリング機能は、いざというときあると便利です。ですが格安SIMの場合、利用する回線や端末によってテザリングができないことがあります。
テザリングが利用できる条件はドコモ回線の格安SIM、au回線の格安SIMで異なります。
ドコモ回線の格安SIMでテザリングが出来る条件
- ios8以降のiPhone
- SIMフリーのスマホ
au回線の格安SIMでテザリングが出来る条件
- auのAndroidスマホ
- SIMフリーのスマホ
au回線の格安SIMではiPhoneのテザリングは出来ないため、利用したい方はドコモ回線の格安SIMを利用しましょう。
大手キャリアで貯まっていたポイントが使えなくなる
ドコモならdポイント、auならWALLETポイント、ソフトバンクならTポイントが利用していると貯まります。解約してしまうとそれらのポイントを引き継げなくなるので格安SIMに乗り換える前に利用しましょう。
大手キャリアで利用していたサービスなども解約後は使えなくなることがあるので注意しましょう。
通話料金が高い
格安SIMといっても通話料金は高いです。30秒20円と大手キャリアよりも高いので、良く通話をする方はかけ放題プランのある格安SIMを利用しましょう。
ただし、大手キャリアのような無制限のかけ放題ではなく、1回3分~10分間の通話に限定されます。
かけ放題プランがある格安SIMはこちらをご覧ください。
まとめ 格安SIMに乗り換えて後悔しないために出来ることとを出来ないことを理解しよう
格安SIMは大手キャリアとは違い不便と感じる点も多いです。
店舗数が少なくサポート面には不安を感じる方や通話をメインに利用している方、乗り換えの手続きや初期設定も自分で行うことができない方は、格安SIMには向いていないかもしれません。
こんな方は格安SIMに向いていません。
- データ通信の速度を気にする方
- キャリアメールを使いたい方
- 初期設定などの手続きをしたくない方
- 1回の通話時間がながい方
- 店舗で端末の使い方やプランの説明を受けたい方
上記に当てはまる方は、格安SIMにすると後悔する可能性が高いので大手キャリアのままがおすすめです。
こんな方が格安SIMに向いています。
- データ通信の速度を気にしない方
- 1回の通話時間が短い方
- 初期設定や手続きを面倒と感じない方
- スマホ代を少しでも節約したい方
- 毎月のデータ容量が余っている、オーバーしている方
格安SIMには、多くのプランがあり自分に合うプランを見つけることで毎月のスマホ代を半分以下に抑えられます。スマホをあまり利用しない方であればスマホ代を1,000円程度に抑えることも可能です。
格安SIMは利用料金が安いというメリットがありますが、その分多くのデメリットがあります。これから格安SIMへ乗り換えを検討している方は、デメリットをきちんと理解して後悔のないようにしてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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