地域密着型インターネット回線は沢山ありますが、その中でもイッツコムは東急線沿線というかなり狭いエリアでサービスを展開しているインターネット回線です。
SNSやネット上での口コミは、あまり良くなく「高い」「遅い」といった内容のコメントが目立ちます。本当にネットの口コミ通りなのか調査してみたのでご報告します。
もくじ
イッツコムが高いと言われる理由はCATVだから
J:COMもそうですが、ケーブルテレビのインターネット回線は非常に高くて遅いです。イッツコムが高いと言われるのもこのケーブルテレビ回線を利用しているためです。
コース | 下り最大速度 | 月額 |
---|---|---|
かっとびメガ160 | 160M | 6,000円 |
かっとびワイド | 30M | 4,600円 |
かっとびプラス | 8M | 3,200円 |
かっとびジャスト | 1M | 1,700円 |
下り最大速度が160Mで6,000円です。この速度だとyoutubuなどの動画を観るのもちょっと大変ですし、高画質の動画を視聴するにはまったく向いていないネット回線です。
CATVなのでテレビサービスなどに関しては、他のネット回線よりは充実していますが速度が160Mでは正直ネットしているとストレスが溜まるレベルです。
イッツコムの料金プランは、数年前のJ:COMとほぼ同じです。J:COMも同じケーブルテレビなので料金も似てしまうのは仕方のないことかもしれません。
160M | 320M | |
---|---|---|
イッツコム | 6,000円 | × |
J:COM | 5,500円 | 6,000円 |
上の表を見ると、不思議とJ:COMが安く感じてしまいますが、1Gの光回線の金額は戸建てで4,800円~5,800円程度です。集合住宅などでは契約者数にもよりますが、戸建てより1,000円安い金額になります。
イッツコムならプロバイダ込みだからお得!と公式サイトには記載していましたが、プロバイダ料金は月額500円~800円程度ですし、光コラボならプロバイダ込みなのでまったくお得ではないです。
なので160Mで6,000円というのはコスパ最悪のネット回線ということになります。遅いネット回線の代名詞J:COMよりも遅くて高いので、ネット上やSNSで酷評されている原因かもしれませんね。
イッツコムのかっとび光なら1Gで5,200円と一般的な金額で利用できる
ケーブルテレビのネット回線はデメリットしかないですが、イッツコムにはNTTのフレッツ光を利用した光回線もありこちらは戸建てで5,200円、マンションなどの集合住宅は3,800円で利用できます。
イッツコムのかっとび光は光コラボなのでプロバイダ料金が込みとなった料金プランになります。金額は、安くもなく高くもなく平均的な金額です。
以前フレッツ光を利用していた方は、回線をそのまま利用する形になるので初期費用は契約事務手数料の3,000円のみです。ですがフレッツ光の回線がない場合は回線開通工事が必要になりますので工事費が戸建てで18,000円、マンションタイプで15,000円ほどかかります。
特殊な地形や電柱から自宅までの距離が離れている場合など別途で追加料金がかかることもあります。
ケーブルテレビの回線と比べるとお得に感じる方もいると思いますが、結局はフレッツ光の回線を利用しているわけなのでイッツコムを利用するメリットはさほどないです。
それなら同じようにフレッツ光の回線を利用している光コラボで安く、キャッシュバックなどの条件が良いインターネット回線を選ぶ方がおすすめできます。
今年からイッツコム光では下り最大2Gのネット回線がはじまる
下り最大2Gのネット回線といえばソニーが提供しているNURO光がありますが、2017年からイッツコムでも2Gのネット回線サービスが始まりました。
NURO光のサービスエリアは関東広域ですが、イッツコムは東急線沿線というかなり限られたエリアになります。19年の春に上の図のエリア全域でイッツコムひかりが利用出来る予定です。
それとちょっとわかりにくくなりますが、イッツコムとイッツコムひかりは同じ会社ではありますがサービスや料金体系が異なるので注意しましょう。
イッツコム | ケーブルテレビの回線を使ったネットサービスで下り最大160Mと遅いですが、光コラボでフレッツ光の回線利用すると下り最大1Gになります。 |
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イッツコムひかり | 独自の光回線を使ったサービスで下り最大2Gと速いのが魅力。ただ、サービスエリアが狭いことが難点。 |
価格においてもイッツコムに比べてイッツコムひかりの方が断然安いです。順次サービスを開始している2Gの光回線でさえ6,200円と160Mの金額と比べても200円しか変わりません。ちなみに速度は約12倍ほど速くなります。
他の電話やでんき、テレビなどのプランを合わせて利用することで割引が適用され2Gの光回線も5,950円で利用できるようになります。
東急でんきに申し込むすることで650円の割引が受けれるなどセットでイッツコムひかりにするとメリットは多いですが、ネット回線だけとなると6,200円になるので2Gといえど高いです。
同じ2Gのネット回線であるNURO光では、月額4,743円と安いだけでなく最初の1年間は割引が適用されるので2,980円で利用できます。
またキャンペーンやキャッシュバックサービスも豊富です。現金の他にもプレステなどのプレゼントもあります。
▶ あわせてどうぞ:かならず貰える!NURO光のキャンペーンはココが1番おすすめ
ネット回線だけでなく電話やでんき、地デジまで全てセットにするとイッツコムは良心的な料金体系です。ですが、他のネット回線でも同じようにお得な割引制度があります。
それに加えてドコモ光やauひかり、ソフトバンク光ではスマホ割が適用されたり、契約するだけで高額なキャッシュバックが貰えるキャンペーンもあっておすすめです。
本当に安くてお得なネット回線をお探しの方はこちらもご覧ください。
下り最大2Gのイッツコムひかりですが速度は期待できない
フレッツ光でもそうですが、下り最大1Gとか2Gなど実際にはそこまでの速度はでないものです。それらの数値はベストエフォートと呼ばれていて、そこまでの数値は努力しているけど実際に出なくても保証しませんよ!という事です。
実際に回線の速度は、地域や環境、通信機器によって左右されてしまうことがあるので下り最大2Gと表示されていても実際には500Mから800M位の速度です。
ただ、これでも十分な速度なのでインターネットや動画の視聴などの一般的な利用であれば問題ありません。というか速い方です。
なぜ、2G出ないのか簡単に解説します。
最大速度の2Gがほぼでない
原因は色々ありますが、周辺の環境によるものが大きな要因です。例えば、近隣にイッツコムひかりを利用している世帯が多いと1つの回線にかかる負荷が大きくなるため回線の速度が低下します。
逆に近隣にイッツコムひかりを利用している世帯が少ないと回線にかかる負荷が少ないため速度は速くなります。
また加入している世帯が多くても利用頻度が少なければ負荷はかかりません。逆に加入している世帯が少なくても常に重いデータのやり取りをしている方がいたり、回線に負荷のかかる利用をしていると速度は急激に遅くなることがあります。
なので実際に回線を引くまでは速いのか遅いのか業者の方でも解らないのです。
周辺機器が2Gに対応していない
回線速度が2Gでもケーブルやパソコンが対応していなければ意味がありません。今のパソコンやケーブルなどの周辺機器は、最大1Gの速度までしか対応できていないため2Gの回線を使ったところで1G以上の速度がでることはありません。
また、無線LAN経由だとさらに速度が低下するのでどんなに速くても450Mbpsが限界となります。
2Gが利用できるのは戸建てのみ
イッツコムひかりの2Gプランは、今のところ戸建て専用のプランになるためマンションタイプでは利用できないです。
マンションタイプの光回線は下り最大600Mとフレッツ光の回線と比べるとちょっと遅いです。また、マンションタイプなので利用する時間帯などによっても左右されますが、一番インターネットの利用者が多い時間では、混線するのでちょっと遅くなる可能性が高いです。
まとめ イッツコムのネット回線を利用するなら光回線にすべき
イッツコムのインターネット回線は、ケーブルテレビの回線を利用したものなので速度は遅く料金が高いというデメリットがあります。今イッツコムのインターネット回線を利用しているなら、早急に光回線に切り替えを行うか、イッツコムひかりへ移行することをおすすめします。
また、イッツコムひかりの2Gプランを検討している方は、ソニーが提供しているNURO光の方が月々の料金も安く、現金やプレステがもらえるキャンペーンなどもあり特典が満載です。インターネット回線を速度で選ぶなら、NURO光一択です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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