大学のWi-Fiって無料だけどセキュリティ的にどうなの？
ふとそんな風に思ったことはありませんか？
近年では、スマホやタブレットでWi-Fiにつないで授業中に動画を視ている生徒が増えたことで、利用に制限をかけている大学も増えているようですが、普通に利用できる大学もまだまだ多いです。
スマホでデータ通信をしていると、すぐに通信速度制限になるから、外では出来るだけWi-Fiを使いたいけど・・・
そう思って大学が提供しているWi-Fiに接続して利用している学生さんも多いはず。
でも、肝心なセキュリティについて知った上で利用しないと、思わぬトラブルにつながる可能性がありますよ。
今回はインターネットの専門家に、公衆のWi-Fiスポットを使った際に気をつけることや、1番気になる「大学のWi-Fiを使った通信は監視されているのか」という話についても切り込んで話を聞きました。
あなたが普段、大学のWi-Fiを使って好き放題ネットを楽しんでいるなら、一度最後まで目を通してみてください。
もくじ
大学のWi-Fiのセキュリティについて
まず、大学のWi-Fiのセキュリティについて。
スマホでWi-Fiの一覧を出したときに、Wi-Fiの名前の横に書いてある「セキュリティ表示」が何もなかったり、WEPというものになっていたら危険です。接続をしない方がいいレベル。
セキュリティの甘いWi-Fiは、第三者がネット通信を行っている情報を簡単に傍受できてしまうので、絶対に使ってはいけません。
今や、スマホは個人情報の集合体と言えるほど、色々な情報が詰まっていますので、いくらネットに繋げたくても安全ではないWi-Fiに接続してはいけません。
画像引用：政府広報オンライン
フリーWi-Fiに接続する際の危険性やセキュリティに関する記事の方も合わせて参考にしておくことをオススメします。
基本的に考え方は外で使うフリーWi-Fiスポットと一緒
では、セキュリティがしっかりしている通信（暗号化されている状態）であれば、安心して利用しても良いのか？という問題について。
基本的に、大学が無料で提供しているWi-Fiは、公衆のWi-Fiスポットと同じものと思って利用してください。
ネットサーフィンや動画の視聴自体は、特に問題なく利用できます。（もちろん大学側で禁止されているなら使うべきではありません）
ただし、いくらセキュリティがしっかりしているからと言っても、個人情報を含む通信はしない方が良いというのが、Wi-Fiスポットを使用する上での常識です。
自宅のネット回線やモバイルWi-Fiルーターなど、自分専用のWi-Fiを使用している時以外は、個人情報を含む通信は絶対にしないように心に決めておきましょう。
有名大学のWi-Fiセキュリティは高いけど制限がある
有名大学で提供されているWi-Fiには、高度なセキュリティが施されていることが多いですが、使用に関する制限も多いです。
学生側からは、好きなようにネットを使えないと不満が噴出することもありますが、そもそも大学側は授業中に動画の視聴やゲームをするためにインターネットを開放していないのでしかたがありません。
あまりオススメしませんが、授業中にどうしても動画を視聴したいなら、自分専用のWi-Fiルーターを持つか、自宅のWi-Fiを使って動画をダウンロードしておきましょう。
大学のWi-Fiを使っている通信履歴は全てバレると思った方がいい
それでは冒頭でも触れた、大学のWi-Fiを使って行ったネット通信や履歴はバレるの可能性があるのか？という疑問について、専門家に話を聞いてみたので結果発表をします。
・・・結果はバレる！
大学に限ったことではないですが、インターネット通信は提供している「管理者」が監視しようと思えば見えてしまいます。
自宅のネット回線であれば、管理者は自分自身なので問題ありませんが、大学が提供しているWi-Fiを管理しているのは大学ですから、ネット通信の内容や履歴をすべて見る権限を持っているということになります。
管理者（大学）が監視しようと思えば細かい個人情報まで見れる
大学が監視をしようと思えば、入力したパスワードや個人情報、閲覧したサイトの履歴まで知ることができます。
大学のWi-Fiにログインするときに生徒番号や個別のID・PASSを入力しているのであれば、誰がどの時間にどんなものを見たのかまで細かくわかります。
ただし、大学側が1人1人の利用履歴を細かくチェックしている可能性は低いです。
膨大な学生の通信をわざわざチェックするようなことはせず、ある程度のフィルターをかけていると考えるのが一般的ですね。（特定のサイト、単語を入力したら検出されるように）
そうは言っても、見ようと思えばすべて見ることができると思うと、自分の個人情報を入力したり、個人的なSNSを利用するのは怖くなりませんか？
誰かに見られる可能性のあるWi-Fiを使って、個人的なやり取りをすることは、想像している以上に危険なトラブルに繋がりかねないので、甘く考えないようにしてください。
自分のスマホやタブレットを接続しない
大学のWi-Fiには自分のスマホやタブレットは接続しないのが理想です。
そんなの意味ない・・・
そう思われるかも知れませんが、あなたは上で書いた個人情報漏えいのリスクを負ってまでネットがしたいですか？
たしかに退屈な講義もあるかも知れません。
しかし、そのほんの一時の暇つぶしのために、リスクを負うべきではないです。
大学にいるときにWi-Fiを使わないとすぐ速度制限になる・・・というなら、少しでもギガ数を節約する術を身につけておくことをオススメします。
YouTubeの視聴やネットサーフィンは節度をわきまえる
何もすることがない暇な時間に、YouTubeやネットサーフィンをすることもあるでしょう。
Wi-Fiを提供している大学側が、それらの使い方に制限をかけていないのであれば、使用することに問題はないと思いますが、節度をわきまえるのは大事です。
第三者から見たときに、常識的な使用方法ができているか？
良く考えて適度に利用するようにしてください。
オンラインゲームは自宅でしましょう
Wi-Fiにつながらないとオンラインゲームができない！と腹を立ててはいけません。
そもそも大学は本気でゲームをするところではありません（笑）
オンラインゲームをどうしてもしたいなら、休みの日に自宅で楽しんでください。
大学のWi-Fiが無料なのをいいことに、ゲームで回線を圧迫するのはやめましょう。
大学のWi-Fiを使うときに必ず守ること
では、大学のWi-Fiには一切触れてはいけないの？というとそうではありません。
以下で紹介するルールを守って利用すれば大丈夫なので、正しい方法で正しく大学の無料Wi-Fiを使わせてもらってください。
大学が貸し出しているタブレットやパソコンを使う
大学側で貸し出してくれている端末を使ってインターネットを利用してください。
利用に制限がかかっているものも多いかも知れませんが、それはしかたありません。
大学のみんながレンタルする端末なので、古かったり、不具合があったり、通信が重い（遅い）可能性もありますが、借りている端末である以上は受け入れましょう。
個人のID、パスワードは入力しない
自分のスマホ、タブレットではないからと言っても、個人的なサイトのID・PASSを入力してしまっては意味がありません。
先にも説明した通り、大学キャンパス内のWi-Fiを使って行った通信は、管理者であればすべて閲覧することができます。
もし万が一、そこに悪意のある人物がいたとしたら？考えただけで恐ろしいですよね。
個人的なサイトを利用するときには、自分のスマホから大学のWi-Fi以外の方法で使うようにしてください。
銀行口座、クレジットカード番号、各種暗証番号を入力しない
サイトのID・PASSだけではありません。
銀行口座、クレジットカード番号、暗証番号はもっと重要な個人情報です。
もう何度も書いているのでお解りかと思いますが、誰かが見ているかもしれないところで、自分の大切なお金に関する情報を入力するなんて恐ろしいですよね。
大学のWi-Fiだけではなく、屋外で利用できる無料のWi-Fiスポットには、ウイルスに感染させるような危険なWi-Fiもあるので、得体の知れないものには接続してはいけません。
また、カフェやコンビニなどの信頼できそうなWi-Fiを利用している際でも、個人情報の入力は控えましょう。
大学のWi-Fiは遊ぶために存在していない
大学のWi-Fiは、そもそも遊ぶために提供されているものではありません。
学生が学業のために役立てることができればと願っているに違いありません。
なので、大学のWi-Fiを使って遊ぶことができなくなったからと言って、あまり文句を言わないようにしてください。
ただ、私は学生時代は遊ばず勉強をしなさい！と言えるような立派な人間ではありません。
自分の欲求を満たしたいのであれば、自分で環境を整えればある程度自由に遊べますよね。
繋がらない、遅いのは混雑しているから
大学のWi-Fiは遅い、本当に繋がらない、使えない！
・・・と腹を立てている学生さんも多いですが、学生みんなが同じ時間帯に同じスポットを利用しようとすれば、混雑するのは当然です。
都心部のWi-Fiスポットや、人気のカフェなどでも同じような現象が起こり得ますが、混雑時にはそのWi-Fiの利用をあきらめるしかありません。
どうしてもパソコンを使って調べたいことがあるのに！スマホは通信制限で遅いし・・・
そんな悩みを解決してくれる1番の方法が、モバイルWi-Fiルーターを持つことです。
月3,000円台で持てるモバイルWi-Fiルーターを持つのが正解
うぇぶまにあでも多数紹介していますが、スマホの普及と同時にモバイルWi-Fiルーターの人気も上がっています。
スマホで動画を手軽に視れる時代ですが、携帯キャリアは「パケ放題」をやめてしまったので、ギガ数が足りない人が続出しているためです。
モバイルWi-Fiルーターを持つメリットとしては
- 自分専用のセキュリティの高いWi-Fiを使える
- スマホ、タブレット、パソコン、ゲームと複数を同時に接続できる
- バッテリーは1日余裕で持つ
- 最新機種ならスマホと同じLTE電波も使えてエリアが広い
- 使い放題で月100ギガ利用しても月々3,000円台でおさまる
- スマホのデータプランを下げられるから総額は変わらない
学生さんであれば、通学中に動画を観たり、SNSをすることも多いと思うので、メリットはかなり多いです。
何と言っても、自分専用のWi-Fiルーターなので、気兼ねなく動画を観たりゲームを楽しめます。（講義中はできるだけ控えましょう）
月額はかかりますが、スマホのデータプランを10ギガ、20ギガと上げるなら、100ギガ以上使っても定額なWi-Fiを持ってプランを下げる方が間違いなく安いですよね。
今1番人気のモバイルWi-Fiルーターは「WiMAX」で、速度も1番速いです。
動画もゲームもサクサクなので、新規で申し込むときは今月の最安キャンペーンを使って申し込んでください。
総額で30,000円以上安くなるので利用しないと損します！
↓モバイルWi-Fiの口コミが気になるなら、先に確認してみましょう。
大学のWi-Fiは常識の範囲内で使いましょう
無料のWi-Fiが飛んでいると、ラッキー！通信費を節約できる！と考えてしまいがちですが、利用の前には今回紹介したような基本的な知識は頭に入れておきましょう。
大学のWi-Fiが監視されているのが重要なのではなく、あくまで大学が提供しているWi-Fiだということをもう一度よく考えて利用してください。
少なくとも、講義の途中にタブレットでずっと動画を視つづける生徒のためにWi-Fiを提供しているわけではありません。
無料のWi-Fiスポットは、便利な反面、危険も潜んでいます。
安心のために月々3,000円～4,000円の投資ができるなら、モバイルWi-Fiルーターを1つ持っておくことをオススメします。
▶ あわせてどうぞ：間違いないWiMAXのキャンペーンを業界歴10年のプロが教えます
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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