結論を最初に書くと
ネットカフェのインターネットの安全度は店舗によって違います。
しっかりセキュリティ対策をしている店舗もあれば、そうでないところもあるのが現状。
ただし、安全で強固なセキュリティを誇った店舗であっても、利用するあなたの安全は保証されているわけではありません。
なぜ安全ではないのか?
ネットカフェでは何を気をつけるべきなのか?
今回の記事では、ネットカフェを利用する上で正しく知っておきたい情報についてまとめます。
ちょっとした空き時間や、終電を乗り過ごしたときなど、利用する機会があるなら覚えておいて損はありません。
ネットカフェのセキュリティについて覚えておきたい「7項目」
ネットカフェに漫画を読みに行ったり、ただ単に休憩しに行くなら何も気にすることはありません。
でも、インターネットを利用するのなら、ここに列挙する7つのことについては頭に入れておくことをオススメします。
1:経営してる店舗側は全てを見れる
もちろんこれは、私たちがパソコンを使っているそばからジロジロ見るというわけではありません。
何か犯罪があった際や問題が起こったときのために、ネットカフェ側ではパソコンのログ(使用履歴など)を保存していたり、遠隔で確認できるような対策をしていることがほとんどです。
セキュリティはしっかりしていて、ウィルスに感染したり情報が盗み取られることはないとしても・・・
見ようと思えば第三者が内容を確認できるような環境で仕事をしたり、自分の大切な個人情報を入力したいと思いませんよね。
2:そもそもセキュリティ対策されてない店舗もある
上記「1」は、セキュリティ対策がしっかりされている店舗の場合です。
ネットカフェの中には、セキュリティ対策をほとんどしていないパソコンを使っているところも存在しています。
普通のネットサーフィン程度であれば何ら問題ありませんが、何の対策もされていないパソコンを大勢の知らない人達と共有していることになるので、個人情報の入力はかなりリスクが高いです。
悪意を持った第三者が入力した情報を盗み見ようとしているかも知れないので、店舗ごとのセキュリティを確認するよりもネットカフェ自体の使い方について自分の中のルールを設けるのがおすすめです。
3:IDやパスワードを抜きとるソフトが仕掛けられてるかも
いわゆる「キーロガー」などと呼ばれるソフトがパソコンに仕掛けられていると、キーボードのどのボタンを押したかどうかが全て筒抜けになります。
つまり、どのサイトに訪問してIDとパスワードに何て入力したかが分かってしまうという事です。
キーロガーが入っているかどうかは、専門家でないと判断することは難しいです。
実際にこういったソフトを使ってネットカフェのパソコンからインターネットバンキングの情報を抜きとり、犯罪につながったというケースが発生しているので十分な注意が必要です。
4:ネットカフェのパソコンが原因でお金が盗まれることがある
上記「3」の続きになりますが、ネットバンキングのログイン情報が抜き取られてしまうという事は、そのまま不正にお金を出金できるという事です。
もしこの記事を読んでいて、つい最近ネットカフェのパソコンやインターネット環境を使ってネットバンクを利用したと心当たりがある場合は念の為パスワードの変更をおすすめします。
※当然自宅で変更したパスワードまで追跡して監視することはできません。
5:どんな店舗でも個人情報を入力してはいけない
- 有名なチェーン店だから安心
- セキュリティは万全と書かれているから大丈夫
- 少しくらいだったら問題ない
誰でも「まさか自分がそんな被害にあうわけない」と思いがちです。
しかし、犯罪者たちはちょっとした気のゆるみを狙っていると思った方がいいです。
セキュリティの有無、店舗の有名さに関係なく、ネットカフェのインターネットで大切な個人情報を入力するような使い方はしないようにしましょう。
6:USB経由でウィルスが蔓延することがある
仕事のちょっとした空き時間でネットカフェを利用して、ついでに一仕事終えてしまおう・・・
と仕事用のUSBをネットカフェのパソコンに接続したら、そこからウィルスに感染してしまった。
これは実際にある話です。
ウィルスの感染はすぐに気付けないことが多いので、そのUSB経由で会社や自宅のパソコンにも繁殖してしまう、なんて事にもなります。
大事な仕事のファイルが入ったUSBを、見ず知らずの人も利用するパソコンに接続するのはやめておきましょう。
7:自分のPC+ネットカフェのWi-Fiも安全ではない
自分のノートパソコンをネットカフェに持ちこんで、Wi-Fiに接続して使えば大丈夫なんじゃ……?と考える人も多いですが、それでも100%安全とは言えません。
屋外で誰でも使えるフリーのWi-Fiスポットには、どんな人が同時に接続しているか分かりません。
中にはWi-Fi経由で大切な情報を抜きとろうと考えている人もいるかも知れません。
インターネットを使ってはいけないという話ではなく、自分の身を脅かすようなことにつながる情報を入力してはいけないということです。
参考サイト:警視庁 インターネットを利用する際の注意点
ネットカフェのインターネットはこう使うのが正解!
じゃあネットカフェのパソコン、インターネットは使わない方がいいの?と不安になるかも知れませんが、決してそんな事はありません。
普通に調べものをしたり、ネットサーフィンを楽しむくらいであれば何も問題ありません。
むしろ快適な環境でリラックスをしながらネットを楽しめるので、ネットカフェが大好きという人も少なくないはず。
使うときには以下のルールは最低限守るようにしましょう。
ちょっとしたメールもダメ!仕事では利用しない
仕事では使わないという確固たる決意を持つべきです。
メールを1通だけ。
こんな気のゆるみが命とりになります。
上記でも紹介した通り、大切な情報へ第三者がアクセスできる状態を作ってしまいますので、完全にプライベートで使う環境という認識で利用するようにしてください。
▼外で仕事をする時には自分専用のルーターを持参しましょう。
ネットバンキングや重要な個人情報を扱うサイトへのログインはしない
個人情報の入力も絶対にだめです。
重大な個人情報に結びつくサイトへのログインも禁止です。
犯罪の実例についても触れましたが、お金を取り扱う銀行関係には絶対にアクセスしないようにしましょう。
SNSなどのアカウントにログインした後はログアウト&履歴削除
匿名で利用できるSNSなどにログインして利用する場合は、使い終わったあとに必ずログアウトとcookieの削除を行いましょう。
セキュリティのきちんとしたネットカフェでは、使用後にシャットダウンすれば利用情報をリセットしてくれますが、その機能だけに頼らずに自分でも対応するようにしてください。
参考サイト:Microsoft cookieの削除と管理
ネットカフェのセキュリティを完全に信用してはいけない
ネットカフェは飲み物が飲めて、漫画が読めて、インターネットを楽しめて。
シャワーを浴びたり仮眠をとれたりと、暇を持て余したときや終電を逃したときの強い味方です。
利用の仕方によっては非常に便利で快適な空間なのですが、使い方を間違えると危険もあるよ!という事を覚えておいていただければと思います。
- 自分の個人情報を入力しない(申込みフォームなど含む)
- ネットバンキングにログインしない
- サイトログインしたときにはログアウトと履歴の削除を
- 使用し終わったらお店のルールに従ってシャットダウンなどの処理を忘れずに
これらの内容を守れば、ネットカフェでインターネットを楽しむこと自体は問題ありませんので安心してください。
基本的には、自分がお金を支払って契約しているネット回線以外では、個人情報やお金に関する情報を入力しないと覚えておくと安全です。
▼フリーWi-Fiスポットの使い方についてはこちらの記事をどうぞ。
▼5分で分かるネット回線の選び方
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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