ネット回線の契約をして、家中にWi-Fiを飛ばして、よしこれで快適な無線ネット生活だ!とウキウキしていたら
「あれ?なんかWi-Fi遅くね?」
そんな風になった経験はありませんか?
きっと回線業者が悪いんだ、プロバイダが原因だ、そんな風に目くじらを立てる前に自宅の中にある原因を突き止めて、自分ですぐにできる対策をしてみましょう。
そんなわけで今回は、自宅のWi-Fiが遅くなる原因と対策方法をご紹介してみます。見逃していた意外なことを改善するだけで、高速で快適なWi-Fiを活用できるようになるかもしれませんよ。
もくじ
自宅のWi-Fiが遅い原因はこれ!当てはまるなら見直し必須
ごちゃごちゃとしたケーブルが邪魔と感じる人も多いので、自宅のネット回線をWi-Fiのみにしてしまうという人も増えています。
私もかつては有線派でしたが、近頃のネット回線は品質が良く高速なので、すっかり家中のネット接続がWi-Fiのみになってしまいました。
その状態でスマホを使ったり、テレビで高画質な映画を視聴したり、音楽のダウンロードをしていても全く不自由を感じていません。
快適に使えていれば、Wi-Fiはとても便利なものなのですが、速度が遅くページがなかなか切り替わらない状態が続くとイライラしますよね。
自宅のWi-Fiの場合、次のような原因が遅さの原因となっている可能性があるので、速度が遅いと感じたら確認してみることをおすすめします。
ルーターやモデムから遠い場所で使っている
自宅にネット回線を引く工事をしたときに、業者の方がモデムと呼ばれる装置を設置してくれます。
その装置の傍にルーター、簡単に言うと「複数の端末を同時にネット接続できるようにする装置」を置き、そこからWi-Fiの電波を家中に飛ばす形がほとんどなのですが、それらの装置から遠く離れていると、当然電波の強度は弱まります=速度が低下します。
携帯やスマホで言う、アンテナマークの電波が弱い状態。あの状態になると通信が不安定になりますよね?あれと同じ原理でWi-Fiが遅くなっている可能性があります。
ルーターからの距離が遠かったり、間に何部屋もあって障害物が多い場合にもWi-Fiの速度低下の原因になります。
有線と違ってWi-Fiは無線なので、距離や障害物が原因で速度が遅くなるという事を覚えておきましょう。
家電製品と干渉している
Wi-Fiの電波は2.4GHzや5GHzという周波数を使っていますが、この2.4GHzの周波数は電子レンジなどの家電製品が発している周波数と同じものです。
その為、Wi-Fiを使う端末の傍で電子レンジを使用していると、電波が干渉して通信に障害がでることがあります。
食事の時間帯にWi-Fi接続をしていると、速度が低下していたりよく途切れるような気がする・・・と感じている方は、他の家電製品との電波干渉が原因かもしれません。
端末を繋ぎすぎている
同時接続する端末数が多すぎても、Wi-Fiの速度は低下します。
1人暮らしで、スマホとパソコンとテレビくらいしか接続していないというのであれば、そのくらいは全く問題ありません。
しかし、家族で同じ回線を使っていて、各々がスマホやパソコン、タブレットやその他の通信機器を同時接続していると、Wi-Fiの速度が低下してしまう事があります。
Wi-Fiのルーターには同時接続可能端末数が記載されていますが、あれはあくまで目安の数なので、何十台もの端末を同時に接続すればキャパオーバーになってしまいます。
家族みんなが家にいる時間帯はWi-Fiの調子が悪いと感じているなら、同時接続している端末数が原因になっている可能性があります。
端末が古すぎる(スペックが低い)
お使いの端末があまりにも古い機種だと、最新のWi-Fi規格に対応していないという可能性があります。
まだまだ現役で使えるからと、何年も前のスマホやタブレットを利用している人も多いですが、ネット端末は消耗品と思ってある程度の期間使ったら、新しいものに交換する必要があります。
インターネットの世界は常に進化していますから、普段何気なく接続しているサイトや、閲覧しているデータ容量はどんどん大きくなっています。
大きくなったデータを高速でダウンロードしたり、アップロードできるようにするために、Wi-Fiにも新しい「規格」と呼ばれるものが追加されていき、ネット生活を快適にしてくれているわけです。
この新しい規格は最新機種のiPhoneをはじめとするスマホには対応していますが、古い機種には対応していない場合が多いです。あまりに古い機種をお使いのようであれば、遅いのはWi-Fiのせいではなくてその端末が原因となっているかもしれません。
ルーターが新しい規格に対応していない
上で紹介した通り、Wi-Fiには規格がありますので、端末だけでなくルーターもその規格に対応している必要があります。
いくら新しいスマホを持っていても、Wi-Fiの電波を発信する側のルーターが古いものでは高速通信できません。
スマホやパソコンは買い換えるのに、ルーターはずっと昔から同じものを使いまわしているという人は意外と多く、見逃しがちな部分なので「そういえばルーターなんて気にかけてもいなかった・・・」と思ったら、一度規格の確認をしてみることをおすすめします。
※対応の規格はルーター側面に貼ってあるシールに記載されている場合が多いです。
自宅の遅いWi-Fiを速くするための改善策!
ここまででご紹介した内容を確認してみて、1つでも当てはまる事があるのなら、その部分を改善してみてください。遅いと感じていた自宅のWi-Fiが一気に快適になるかもしれませんよ。
改善策をまとめてみます。
- ルーターが遠い場所にあるなら「中継器」と呼ばれる機器を導入する。(amazonで5,000円以下で手に入ります)
- 電子レンジなどの家電製品から離れた場所で使う。もしくは電波干渉しにくい5GHzの方の電波を使ってWi-Fi接続する。
- 一度に接続する端末数を減らす。使っていないものはWi-Fi接続しないようにする。
- 古いスマホやパソコンを使っているなら思い切って買い換えてみる
- ルーターを新しい規格に対応したものに変更する
上で挙げた自宅のWi-Fiが遅くなる原因に関する対処法はこんな感じです。意外と簡単ですよね。
中継器やルーターなどの機器を購入したり、スマホやパソコンといった通信端末を買い増しするのはコストがかかりますが、快適なネット環境を手に入れるための先行投資と考えれば良いと思います。
せっかく快適な光回線を自宅に引いているのに、そのスペックを最大限に引き出せない環境にしていては非常に勿体無いです。
Wi-Fiが遅いと思ったらまずは自宅の中から見直すのがおすすめ
Wi-Fiが遅い!イライラする!と思ったら、まず最初に回線会社やプロバイダが悪いと考えてしまいがちですが、意外と自分の家の中に原因がある場合も多いです。
今まで快適にWi-Fiを使えていたのに、ある日突然遅くなったというのなら、それは他に原因がある可能性が高いですが、ここでご紹介している事がいくつか当てはまるのであれば、まずはその点を改善してみましょう。
最適な環境下で使えば、Wi-Fiは本当に便利です。家中どこにいても無線で高速なネット通信ができれば、動画視聴やゲームもはかどります。
自宅のWi-Fiが遅く、原因を探してここへたどり着いていただけたのなら、あなたのWi-Fi環境の改善にこの記事が役立ってくれると幸いです。
▶ あわせてどうぞ:WiFiをレンタルするのと買うのはどっちが得かシーン別に考察
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